漫画「ブラック・ジャック創作秘話 手塚治虫の仕事場から」を読んでたまげました。手塚治虫プロダクションてブラック企業もびっくりな激務だったんですね。
これ、よく問題になんなかったな、ってレベルですよ。
でも、詳しく見てみると、手塚先生のアシスタントは楽しそうに仕事をしていて、結果的に大物になっていくんですよ。
こうしたことを受けて、激務でも夢中になれる仕事の重要性について考えてみました。仕事に悩む方は読んでみてください。
前向きに取り組めれば仕事は楽しい
数々の名作を世に送り出した手塚治虫プロダクション。作品の中で勤務体系が紹介されてるんですが、めちゃくちゃなんですよ。
休みがなかったり、まったく寝ずに仕事してたり。
しまいには、トイレで気を失って救急車で運ばれる人が出る始末。
こうした労働条件の過酷さに加えて、手塚治虫先生の”かわいがり”も。
先生ってすごく仕事に厳しい人だったみたいなんです。だから、アシスタントに求める質は高かったし、自身でも一切手を抜かずに仕事をしていたんです。
ホント、仕事の鬼ですよね。言ってしまえば、ハードワークを社員に強いるブラック企業ですよ。
でも、社員、つまり手塚先生のアシスタントは楽しそうに仕事をしているんです。
側(はた)から見ると、プロダクションは激務でケガ人も出てるし、ブラック企業と同じように見えます。でも、働く人の満足度が全然違うんですね。
で、この違いがなんなのか、考えてみたんです。すると、あることに着目するといいとわかったんです。
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「誰も辞めたがらない」のが良い会社
それが「アシスタントが辞めたがらず、進んで仕事をしていている」ということ。
以前、「ブラック企業の見分け方と特徴」をまとめました。
そこで紹介したブラック企業の特徴は、「求人をずっと掲載してる」「社員を辞めさせない」「きついノルマをし入り、無理やり働かせる」というもの。
手塚プロダクションでは、この3要素のどれも満たしてないんですよ。
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人が辞めないので、一時だけの求人募集に
まず、人が大量に辞めないので、求人はたまにしか出ないし、そのタイミングでも「千載一遇のチャンス」とばかりに漫画家志望者が一斉に応募するんです。
そこで、優秀な人だけがアシスタントとして採用されるわけですが、彼らに対して手塚先生は「アシスタントでなく、漫画家になるために、辞めること前提で仕事をしてください」と宣言するんです。
社員を積極的に辞めさせ、いい人材を漫画業界に輩出しているわけですね。まさに、IT・Web業界のベンチャーのように。
夢中でやれる作業を見つけよう
さらに、ブラック企業のように無理やりアシスタントを働かせることもありません。アシスタントは、手塚先生のもとで仕事することを誇りに思い、進んで手を動かします。
作品中で、松本零士さんなど大物となった漫画家さんにインタビューしているのですが、誰も「辛くなかった」と語っているんです。
それよりも、「あんなに楽しい時間はなかった」と満足そうに語っているんですね。
こうしたことからわかるのは、手塚先生のアシスタントのように楽しく仕事をするには、夢中でやれる作業を見つける必要がある、ということ。
まったりなホワイト企業は探さない方がいい
一般的に、仕事で満足感を得ようとなると、「休めること」「残業がないこと」に目がいきがちです。
しかし、それよりも大事なのは、「夢中になれる作業を見つけること」です。
これからは、まったりした仕事を見つけて定年までなんとなくぶら下がる、という働き方は成立しなくなります。それは、「大企業がリストラ」というニュースからもわかるはず。
なんとなく会社に居続けるのはリスクでしかない
「まったりできること」を仕事で重視して、なんとなく会社に居続けて、50代になっていきなりリストラなんてことになったら、大変なことになります。
それよりは、若いうちから「夢中になれる作業」を見つけて、それに打ち込んだほうがいいんですよ。たとえ、それが激務であったとしても。
夢中になれる作業を仕事にすれば、激務も気にならず仕事ができるようになります。現在の僕がそうですし。
好きなことを仕事にしなければいけない時代に
なので、これから仕事を選ぶ際は夢中になれる作業を見つけましょう。そうすれば、手塚チームの人達のようにやりがいある仕事ができます。
ということで、夢中になれる作業がわからないという方は以下の記事を参考にして探してみてください。
ではまた!(提供:らふらく^^(@TwinTKchan))