ネットで話題になっていた、クリエイターがかけられて傷つく言葉をまとめてみました。
この機会にクリエイターにかけてはいけないセリフを覚えておきましょう。言葉に対して鈍感な人が多すぎるので。
悪意はなくても相手は傷ついている
話題になっていたのは、こちらのツイート。
何度も言ってますが、告知後の「行けないけど頑張ってください」は本当にいりません。個人的に「来れます?」って聞いた場合は別ですが。用事があり来られない時は無言が一番です。ショービジネスをやってる人はこの気持ちが分かると思いますが。何気無く言ってる方は気をつけた方がいいと思います。
— 三代目 桂枝太郎 (@Edataro_Katsura) 2015, 12月 2
これ、すごくわかるんですよね。僕もイベントを開催したことがあるんですが、この手の言葉をかけられると傷つきましたから。「え、なんでそれを言うんだろう?」と。
相手にとっては、悪気でなく気遣いのつもりなんでしょうが、言われた本人はポジティブに捉えられません。それよりかは、無言でシェア、リツイートしてもらった方がずっと嬉しいんですよね。
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作家への禁句「本買えません」「ブックオフで買いました」
これは、イベントに限った話ではありません。
「行けないけど頑張ってください、は言わなくていい」が話題になっていたけど本出した時に「お金が無いから買えません」もわざわざ伝えなくていいと思う。お金の使い方は自由だから買うことは強制してないし、前にも書いたけど遠回しに「お前の本に千円出す価値ないわ」ってディスられてる気になる。
— はあちゅう (@ha_chu) 2015, 12月 7
あと、この間某文筆家さんと「ブックオフで買いました!」は全然嬉しくないのになんでわざわざ「ブックオフで」ってつける人いるんだろ、って話をした。普通に「買いました」でいいし「図書館で借りました」も「読みました」だけでいいよ。
— はあちゅう (@ha_chu) 2015, 12月 7
本、読んでくれるのはとても嬉しいのだけど、私の仕事は千円の本を売った時の百円の印税をかき集めて暮らしていくことだから、そこは気を遣ってくれよ、って思う。
— はあちゅう (@ha_chu) 2015, 12月 7
作家さんを本気で応援したいなら、その人がなぜ活動を続けられているか、どうやったら今後の活動支援ができるかを考えて行動を起こすべきなんですよね。
ブックオフで買っても、作家さんに印税は入りませんからね。これが嫌で、僕はある時から中古で本を買わなくなったんですよね。
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「CD買わないでYouTubeで見てます!」も禁句
「YouTubeで見てます」も絶対に言っちゃいけないですよね。
「ライブ行けないけど頑張ってください」「CD買えないけど応援してます」「いつもYouTubeで見てます!」とかは悪意なくても言わないのが大人。
オレなんて好きなアーティストが複数形態で音源リリースしてくれれば嬉しいしサンプル貰わず買うけど。
— 玩具博物館併設・出雲そば 日本一大名陣 (@daimyou1) 2015, 12月 6
アーティストは、CDやDVDを売って稼いでいるわけで、誰かが勝手にアップロードしてしまった音源やライブ映像だけを見て、「ファンです」と公言してしまうのはどうかと思います。
言われた本人は絶対に傷つきますよ。
YouTubeにアップしてる人って何がしたいの?
これは芸人さんも然り。サンドウィッチマンの伊達さんも語っていたこと。
参照:ユーチューブ見てますよ!|サンドウィッチマン 伊達みきおオフィシャルブログ「もういいぜ!」by Ameba
ユーチューブにアップしてる人って、何がしたいのかなぁ。
例えば、このネタが面白いから世界中の人に是非見て貰おうって気持ちで、良かれと思ってアップしてくれてるのかな。まぁ、その気持ちは悪い気はしないや…。
ましてや、再生回数がスゴく多いと更に悪い気はしない。ただ、業界全体での話だがDVDがなかなか売れなくなってきているらしい。
何故なら、ユーチューブで見れるから…しかも好きなタイミングで。何度でも。さて、じゃあどうしたら良いのか。。一生懸命作った作品だ。大事な作品。例え低くても、少しでも価値を上げたい気持ちもある。
こういうのも嫌なので、サンドウィッチマンさんやオードリーさんのDVDも買いました。少しでも支援になればという気持ちですよね。
グッズじゃなくて直接課金できればいい
こういう問題が起こるたびに思うんですが、クリエイターが創作活動を続けていくにはお金が必要なわけですよね。
それは、制作費用、生活費なり色々。それを捻出するために、CD、本、DVDを作って販売するわけです。でも、全額がクリエイターに回るわけじゃないんですよね。
CDを作ってくれる会社、本を印刷してくれる会社への代行費用が抜かれてからクリエイターにお金が渡るわけです。これって、純粋にクリエイターを支援したい人からしたら微妙なんですよね。
noteやオンラインサロンで支援というアイデアも
だから、クリエイターにそのままお金が行くような仕組みって必要だと思うんです。
他だと、僕もブロガー向けにやってるオンラインサロンみたいな形で支援を募る形があってもいいと思うんですよ。
漫画家さんがファン向けに開いて、月1で会えるイベントを開催したり、参加者の似顔絵を描いたりして。
シェアするだけの気軽な支援が増えてほしい
ただし、noteやサロンでも支援はハードルが高いです。だから、もっと気軽にできる支援の仕組みも必要ですよね。
昔、カズワタベさんが作ってたGrowボタンのノリで。(リツイートとかシェアしたら、クリエイターにお金が回るような)
こうやって支援のハードルが下がれば、クリエイターさんももっと安心して創作でき、いいものも生まれていきます。
なので、「お金ないから買えません」「YouTubeで見ました」と言っていた人は、その言葉が凶器になっていると認識し、支援について考えてくれたら、と思います。
【最後に】こう言えばよかったのか!
「行けないけど頑張ってください」はいらないとツラツラと書く関西の落語家よりも「応援電波は圏外で届かないから来て」という広島のアイドルの方がよっぽど気が利いてる
— cst oz (@cstorz) 2015, 12月 2
今度からは、このフレーズを使いましょうw
ではまた!