2015年12月6日に開催された漫才コンテスト「M-1グランプリ」から感じたことをまとめます!
なぜ5年ぶりに復活したのか、この大会は必要なのか?を考えるきっかけになりました。
やはり、こういう残酷な大会があるからこそ、芸人さんは夢を諦められて、人生を楽しく生きられるようになるんでしょうね。
10年でダメなら諦めた方がいい
なぜ、M-1グランプリが「芸人の夢を殺す残酷なシステム」なのかというと、出場できるのが「結成15年以内のコンビ」と制限することで、芸人さんにその道を諦めるきっかけを与えているからです。
これは、M-1創設者である島田紳助さんが提唱したこと!(かつては、結成10年以内のコンビしか出られなかった)
思惑としては「10年やって売れなければ、才能がないということだから他の道を選んだ方がいい」というもの。
辞めるきっかけを提供するために、M-1をつくったのです。
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夢を諦める期日を設定しよう
その狙い通りM-1が始まってからは、結成のルールから外れてしまった芸人さんがその道を諦めてしまうことが増えたそうです。
このように、一見残酷に見えるこのシステム。意外と、その人のためになってるんですよね
そもそもですが、叶えるのが難しい夢に挑戦するときは、諦める期日を設けた方がいいんです
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期日を設ければ、死に物狂いで努力できる
期日を設けた方がいい理由は、人生を無駄にせず、夢を追う活動に全力で取り組むため
これは、夢、死ね! 若者を殺す「自己実現」という嘘 (星海社新書)でも語られていたこと
「10年で諦めるべきだ」と書いたが、実際はそれでも遅いくらいだ
たとえば19歳でコンビを結成し、10年間バイトをしながらお笑いを続けて29歳になった人間と、正社員として1つの仕事を10年間やり続けて29歳になった人間とでは、仕事の能力は格段に差がついている。バイトをやり続けても仕事人としての能力は上がらない。
会社員としての10年と芸人としての10年の違い
仮に、10年芸人活動をやる場合、周りの同世代は会社員として10年間キャリアを積みます。
将来も仕事で役立つスキルをどんどん身につけていくんですね。自分は、将来につながるかわからない活動をしている中。
これは非常に怖いことです。
早めに辞めれば人生をやり直せる
また、早めの期日を設定することで、その夢が叶わなくても人生をやり直せます。仮に、22歳で芸人を始め、10年を締め切りにしたとします。
そうなると、10年後は32歳。これくらいの若さなら人生をやり直せるんですね。実際、M-1の予選には夢を諦めて年収700万円稼ぐ会社員になっている人がいました。
芸人からWebディレクターという道もある
他だと、芸人からWebディレクターになった方も。くいしんさんです。
トレンディエンジェルさんと同期だった方で、今は別の道に挑戦して楽しく生活しています。そうした背景から、自身のブログで「芸人が売れる厳しさ」を綴っています
以下は、有名な芸人さんを列挙してからの文章。
20年の歴史がある東京校でも「誰でも知っている名前」はこんなものである。その下には僕を含めた「毎年1000人くらいの面白くない奴」がいる。
そいつらは「芸人だったこと」を人生でどうやって回収するんだろうか。そんなことは考えもしない奴が大半だろうけど。
参照:『火花』Advent Calendar 2015 #読み終わった本リスト
このように、芸人という茨の道を目指すならば、期日を設けて、その後の人生で回収することを考えた方がいいんです。そっちの方が全力で夢に挑戦できるし、ダメでも、その後の人生を楽しく生きられます。
芸人に限らない話。音楽、声優も
こうした話は芸人だけに限りません。茨の道と言われる、俳優、声優、音楽など芸能における全ての仕事が該当します。
なので、夢を叶える活動を充実させ、継続した上でダメだった場合に損切りできるように締め切りを設けることは非常に重要なんです。
そう考えると、M-1グランプリは「残酷なシステム」に見えて、実は非常に優しいシステムなんですね。と、そんなことを今年のM-1から感じました
ではまた!(提供:らふらく^^(@TwinTKchan))
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「メイプル超合金はマジで売れてほしい!」