毎年出現する、「絶対、大企業に入るんだ」とゼイタク言ってる就活生に釘を刺しておきます。
とりあえず、どこかの会社に入ったほうがいいですよ。景気が悪くて大企業に入れなかったとしても、数年後の第二新卒で入るチャンスはやって来ますから。
そこを狙ったらいいんです。
社会人で過ごす1年と浪人で過ごす1年の大きさよ
不景気で新卒採用が控えられるようになると、必ず発生するのが就職活動に苦戦する学生。
僕が就活をしたときも、就活冬の時代なんて言われておりまして、企業が新卒採用枠を減らして、たくさんの学生が苦労をしておりました。
中には、内定をもらったのに、希望する大企業に行きたくて就職浪人する方もいました。当時は、大企業に入れば、幸せな一生が手に入ると思っていたので、合理的な判断だなあ、なんて呑気に考えていたのですが、全然違いましたね。
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社会人になると中小・ベンチャーの魅力もわかる
働き始めて数年経って気づきましたが、社会人として過ごす1年と就職浪人で過ごす1年は充実度が全く違います。社会人の方が圧倒的に濃い時間を過ごせます。
さらに、会社に対するイメージも変わります。学生時代は、中小企業やベンチャーに良い印象を持っていなくても、働いてみて良さを見つけることだってあります。
よく聞く話ですが、入る前はあまり有名じゃない会社なので、気乗りしなかったけど、めちゃくちゃ働きやすくて入ってよかった!なんてこともあります。
これは、地方にある優良企業に多いですね。
「大企業=安定」という幻想にも気づける
さらに、大企業に入れば、安定した将来が手に入ることも幻想だったと気づけます。現に、僕が就活していた時に人気企業だった大手家電メーカーは、いま大変なことになっています。
・東芝赤字転落:リストラ不可避 主力事業軒並み悪化
・シャープ分社化、試練の秋 赤字の液晶、売却も検討
・パナソニック、4―6月期は7%の営業減益 TV赤字・住宅低迷
数年でこれだけ状況が変わってしまうんです。だからこそ、実際に社会に出てみて、会社の情勢なんて簡単に変わってしまうことに気づくべきなんです。
就活の時の拙い知識をもとに出会った企業を盲信するヤバさは、実際に働かないとわかりませんからね。
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新卒でダメなら第二新卒枠を狙おう
さらに、企業が採用を控える時期に新卒採用されなくても、第二新卒を狙えばその企業に入るチャンスはあります。実際、不況で新卒を取りそびれた大企業が第二新卒を必要としています。
参照:今は絶好の転職チャンス!失敗しないように面接で参考にしたい人気職種を知っておこう!
企業は永続的な成長のために、ずっと会社に残ってくれる新卒(第二新卒)を必要としています。なので、どこかでひずみが生まれたら、景気が良くなった時にそれをカバーしようとするものなんです。
つまり、どうしても入りたい企業に入社するチャンスは新卒だけじゃないんです。なので、新卒で入る企業にこだわって、1年間を無駄に過ごすのはあまりにももったいないんです。
浪人しても大企業に入るのは難しいよ
しかも、浪人したところで、希望の会社に入る確率が上がるわけではありません。むしろ、企業側としては「なんで、わざわざ浪人したの?」となるわけです。
そうしたハンディキャップを持った人と、現役で就活している人の能力が同じだとしたら、絶対に現役の人を取りますよね。企業としては「何か、問題があるのかな?」と勘ぐってしまいますから。
こんなことがあるので、就職浪人するか悩んでいる方は、今すぐその考えを捨ててください。絶対にストレートで就職したほうがいいです。
親とか周りの目を気にして将来を選ぶと後悔するよ
たぶん、大企業にこだわっている人は親の意見なども気にしているんでしょう。現に、高学歴の家庭ほど、昔の常識を気にして「大企業に入れ」とプレッシャーをかけてきます。
でも、そんなのは無視していいです。親世代とは時代が違うし、大企業に頼れる時代でもありません。これからは、「入る会社」じゃなくて「入った後の個人としての活動」が大事になっていくんです。
なので、貴重な時間を無駄にしようとしている方は考え直して、さっさと就職してください。
ではまた!(提供:らふらく^^(@TwinTKchan))
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