電通が「浸透するインターネット動画、視聴傾向の最新事情 – 電通報」にて面白いデータを公表していました。
ブロガーも動画の領域にチャレンジしていかないとヤバいですね。10代と20代は、「ほぼ毎日視聴する」ヘビー視聴者の割合がほぼ半分らしいですよ。
しかも、女性に限っては、パソコンよりもスマホで動画を視聴することが多く、そのシーンもくつろいでいるとき、寝る前だそうです。
これって、スマホでの動画視聴が若い世代に根付いてる証拠ですよね。
ブロガーは動画コンテンツ作成を避けて通れない
1日の動画視聴時間が1時間を超えた層は、男性10代(78.73分)、男性20代(69.77分)、女性10代(75.51分)、女性20代(60.57分)とのことで、テキストよりも動画に時間を費やしていると考えられます。
女性に至っては、面白いと思った動画を伝えたい欲求が強いらしく、それが会話のネタになっているようです。
ここから考えたのは、今後、確実にネット動画がユーザーの可処分時間を奪っていくので、自メディアに接してほしいならば、それに対応しなければいけないということです。
これは、テキスト中心で勝負してきたブロガーも避けて通れない問題です。身近な例からもそれを学びました。
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PCを持つ10代の妹はスマホで動画を見てガハガハ笑っている
僕には10代の妹がいるのですが、彼女のネット動画との向き合い方を知って衝撃を受けました。電通のデータとほぼ同じ接し方をしていたんです。
今、埼玉で兄弟3人で生活していて、妹の部屋から笑い声が聞こえてくるんです。その原因を訪ねてみると、「スマホでYouTube(Goose houseなど)を見て笑っている」との返答が。
これって僕からしたら、考えられないことなんです。大学時代に登場したYouTubeはPCの大きな画面で見るのが当たり前になっていて、スマホみたいな小さな画面で見ようなんて思ったこともないですから。
スマホのアクセスのしやすさ、タイムラインから一番消費しやすいのは動画
妹はPCも持っています。それでもスマホの小さな画面でYouTubeを楽しんでいるんです。その理由は、アクセスのしやすさだそうです。
PCは電源をつけてから、YouTubeにたどり着くまで面倒ですが、スマホならYouTubeアプリから即アクセスできる、だからスマホで動画を視聴しているんだそうです。
そして、もう1つ驚いたことがあります。それは、Twitterが暇つぶしの場所として成り立っていること。彼女のタイムラインには、友達がテレビ番組を録画した数秒の動画やVineが流れ、それを面白がって見ているようです。
ここで、僕が少数派だと気付きました。ほとんどの人は暇つぶしの道具としてSNSを使うんですよね。Twitterでテキスト中心の情報収集なんてしませんよ、普通は。
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「リンクを流し、URLを踏んでもらってサイトに訪れてもらう」なんて時代遅れ
最近、Twitterでも動画の自動再再生が始まりましたから、タイムラインにおける動画の占有度は高まっていくはずです。現に、自動再生を実施しているFacebookでは再生数が伸びたらしいです。
このような簡単さが今後のコンテンツに求められているんです。スマホを介してサクッとコンテンツに出会って、タイムライン上で消費する、といったように。
これまでのような「小難しいタイトルのリンクを流し、URLを踏んでもらってサイトに訪れてもらう」というスタイルは考え直さなきゃいけないんです。
ホリエモンチャンネルはスマホ時代のコンテンツ作りの指針となる
サイト上で長文テキストを読むなんてことはホントに一部の人しかやってくれませんよ。これは、僕のような「意識の高い」と言われるネタを提供しているサイトだって対応が迫られます。
今後は、簡単にわかりやすく伝えていく事が重要になります。そうしたことを見据えて堀江貴文さんもYouTube(ホリエモンチャンネル)を始めたのでしょう。
実際、オールドメディアと呼ばれる新聞社も動画に注目していて、キュレーションサービスを始めているんです。
あまりにも軽いコンテンツに衝撃を受ける
それが、朝日新聞の「eeny」。
参照:eeny
内容を見ると衝撃を受けるのですが、オールドメディアらしからぬ”くだらない内容の動画”が集まっています。
仕組みとして、YouTubeなどから動画を集めてきているのですが、テレビを録画したものなど、エンタメ寄りな動画ばかりです。まさに、暇つぶしの道具として使われそうなものばかりです。
こうしたことが、アプリでも起きています。
アプリから視聴できる人気動画はくだらなくてもチェックした方がいい
その1つが「MIRUYO」というアプリ。
内容を見るとわかりますが、ここでも、僕からしたらどうでもいい内容のものが集まっているんです。例えば、こちら。
ランキングをみてください。
ぶっちゃけ、ローラさんの動画とかなくても生きていけますよね。
あと、ノーバン始球式とか猫、犬の動画とかも生活に必要ですかね。普段だったら、絶対にクリックしませんよ。
これとかも。
いや、誰が見るんだよってレベルです。
NewsPicksとかをよく使っている人からしたら、ホントどうでもいい情報です。しかし、これがマスに受ける情報つまり、求められているものなんです。
なので、今後はこうしたネット動画をチェックして大衆にウケるわかりやすさを追求していく必要があるんです。
ネット動画を見る行為はなんとなくテレビをつける行為に近づいていく
スマホがさらに浸透していけば、動画と接点を持つユーザーは確実に増えていきます。テレビを考えれば明らかなように、多くの人はテキストよりも動画を好みます。
頭を使わなくていいですからね。なんとなくテレビをつけて時間を潰す人と、あえて小説や本などでテキストを読む人、どちらが多いかは自明ですよね。
このように、ユーザーがコンテンツに接する将来的なシーンを考えるために、今のうちから動画を研究しておくといいですよ。
YouTubeやりたいので興味のある方は声をかけてください
現に、僕もYouTubeでビジネス書とかをわかりやすく紹介することも考えています。「ホリエモンチャンネル」とはあちゅうさんの「ゲスアワー」のいいとこ取りをした感じでやっていきたいと考えているので、興味のある方は声をかけてください。
そのためにも、「MIRUYO」とかで動画を研究しておきます。これまでテキストだけのコンテンツを作っていたブロガーの皆さんもぜひ。
動画で表現することは確実に必要になっていきますよ。
ではまた!(提供:らふらく^^(@TwinTKchan))