作り手が「本物」にこだわり過ぎる弊害について。

公開日: : おすすめ本

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KADOKAWA・DWANGOの社長になる川上さんの著書『コンテンツの秘密 ぼくがジブリで考えたこと』を読みました。

書き手として、自己満足なこだわりに反省する部分があったので、紹介します。キュレーションサイトをバカにしている方は読んでおきましょう。

プロであるほど余計なこだわりを入れてしまう

著書の中で刺さったのは、作り手としての勝手な思い込みを指摘された箇所です。以下の言葉を読んだ瞬間、ハッとしました。

コンテンツのつくり手側の人たちは、プロであればあるほど、とかく「本物」を届けることにこだわりがちです。

作り手は、本物にこだわりすぎて、ユーザーが求めることを見失ってしまうというのです。これは2つの事例を出して説明されました。

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売れるCDに必要だったのは「歌のうまさ」でなく「音量」だった

1つは、CDが爆発的に売れていた時代のヒットの法則について。

当時、ヒットを生み出すために必要だったのは「歌の上手さ」や「魅力的な声質」などではなく「歌詞がはっきりと聴き取りやすい声質かどうか」だったそうです。

そのため、音楽のヒットメーカーは、曲に比べてボーカルの音量を大きめのバランスに設定したんだそうです。

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曲を評価する大衆は素人なのだから

この手法は、音楽のプロやマニアからするとバランス悪く聞こえるかもしれませんが、結局、曲を聴くのは素人です。それなら、街で聴きやすい音楽やカラオケで歌いやすい音楽の方が良いのです。

実際、一般層にとっての「わかりやすさ」を追求した楽曲が当時はウケていました。

こうした事例はもう1つありあした。川上さん自身が運営していた着メロサイトです。

音大生が作った着メロはウケなかった

ガラケー全盛の時代、川上さんは人気着メロサイトを作ろうと、音のプロである音大生に制作協力したのだそうです。しかし、作られた曲をターゲットである高校生に聞いてもらったところ、不評だったんだとか。

ここでもプロ故のこだわりが仇となったんです。プロは音割れを嫌って、音量を抑えていました。しかし、高校生のような一般層が求めていたのは、音量だったんです。

そこで、着メロ作成時に音量を上げたところ、ウケがよく、サイト自体も人気になったと言います。

こうした事例を受けて、川上さんはこんなことを書いていました。

一般の消費者のなかでも感度の高い人たちこそ、プロやマニアが軽視しがちなコンテンツの原初的な特徴の「分かりやすさ」を求める傾向があるというのは、真面目に受け止めるべき事実であるようにぼくは思います。  

さらに、川上さんはこうした姿勢を当然とした上で、以下のようにも書いています。

どんなユーザーに向けてコンテンツをつくっているかをふまえて、彼らが理解できる範囲のなかで、コンテンツのどの特徴を「分かりやすく」強調するかを変えるという視点が必要ではないかと思います

この川上さんの言葉って、メディアで伝える仕事をしているなら、必ず意識しなくてはいけないんです。

作り手として自己満足なこだわりになっていないか確認を

昨今、キュレーションメディアが登場してから、一部の作り手の間で「読み応え、真に価値ある情報」という言葉を使って、ただキュレーションされただけの情報って価値あるの?みたいなことが語られるようにりました。

「読み応え」を重視する人の言い分としては「一次情報を基に書いた社会的意義のあるネタが多くの人に読まれていない。これはいかん」というもの。

そして、「キュレーションメディアよりもこっちの情報の方が大事で読まれるべき」と語っているんです。

この意見、僕も納得なんです。でも、川上さんの主張からしたら、間違ってるんです。だって、キュレーションメディアの読者は読み応えのある記事なんか求めてないのですから。

読者は一次情報、読み応えなんて気にしてない

彼らは、情報のソースが一次かどうかなんて気にしません。以前、友人から聞いてショックを受けたのですが、彼らのメインとなる情報収集源はキュレーションメディアで、記事の出典元なんて気にしたこともないらしいです。

だから、ある大手バイラルメディアが画像転載で問題になったことも知らなかったし、メディア業界人が問題視しているメディアさえも罪の意識なく読んでいたのです。

記事の内容だってそうです。彼らは、社会的意義のある記事よりも「週末に行きたい名所」とか「おいしいご飯屋さん」とか「コーデ10選」とかを好んで読みます

これって、プロからしたら「ゴミ」みたいなものだと思うんです。でも、プロのようなこだわりを持たない一般層が読むにはそれくらいで十分なんです。

マジョリティーにとっては何となく分かる軽いものが良コンテンツ

全盛期のCD、着メロの例からもわかるように、一般層(マジョリティー)が求めるのは感覚的な良さです。もちろん、作り手の意図なんて読み取ろうとしませんよ。

だって、頭なんて使いたくないし、友人にシェアできそうだったら、それなりの質で十分なのですから。

なので、マジョリティーとも言える一般層にたくさん読まれたいなら、「頭を使わずに理解できること」を追求しなければいけないんです。それこそ、川上さんが語る「分かりやすさ」なんです。

ライフハックメディアは一般層に最適化された良メディア

たまに、ライフハックメディアの記事が高尚な情報を欲しがる層に揶揄されたりしますが、当然なんです。だって、そういった層に向けて書かれてないんですから。

浅さくても”何となくわかればいいと思っている層”に向けて書いているんです。だから、その戦略は正しいんです。これを理解できずに、作り手のこだわりを入れてしまうのはあまりに愚かなんです。

なので、多くの人に支持されたいなら、頭を使わずに理解できるコンテンツを作ることが必要なんです。そこに、プロ・玄人の視点は不要です。

マスに受けたいときはおごらずに読者の求めるものを書こう

僕もこの罠に陥っていたのですが、本書を読んで、もっと想定読者を理解して文章を書いていこうと思いました。

僕のように、プロ・玄人目線のこだわりにとらわれていた方は本書を読んで悔い改めてください。そうすれば、ヒットコンテンツを作れるはずですから。

ではまた!(提供:らふらく^^(@TwinTKchan)

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