Vingowを運営する米重さんと細野さんとお話しさせて頂きました。その際、Vingowがメディアの未来を明るくする事に本気である事に感銘を受けました。
ここまでメディアに寄り添った情報収集アプリはない
参照:jxpress.net
「アプリの歴史」シリーズなど何度かブログで取り上げてきたVingow。
Vingowで素晴らしいのが掲げているビジョンなのです。
ビジョンとは「Webニュースメディアの課題を解決する事」で、メディアの課題というのが長年解決されずにいる「メディアの収益化」です。
5年後、メディアは稼げるかでも問題視されているように、Webメディアは本当に儲かっていないです。
大手Webメディアでもその問題は顕在化しています。特に新聞社が運営しているWebメディアが大変で、利益が出ている所は日経くらいしかないのです。
Webメディアで利益が出ていないのは、Webの広告単価が安い事、記者を多く抱えていてコストがかかりすぎている事が原因です。
そこで、Vingowはそういった問題を言語処理によって解決しようとしています。
もし、人間が担っているいくつかの作業をVingowのようなコンピューターが処理してくれたら、そこにかかるコストは確実に削減する事が出来ます。そうすれば、きっとメディアの収益化もうまくいくでしょう。
さらに、Vingowは個人レベルのニッチなメディアの問題も解決してくれようとしています。
ニッチな情報を提供するメディアが抱える問題は「アクセスが集まらない事」です。
過剰に求める必要はありませんが、ある程度のアクセス(月間15万PV)は必要です。ある程度のアクセスがなければ、マネタイズの幅が広がらず運用に必要な資金を確保できません。
そこで、Vingowがそうしたニッチメディアにも注目が集まるように様々な「タグ」を用意してくれているのです。このタグによってユーザーはニッチだけど自分の興味があるメディアの情報を得る事が出来るようになります。
実際、僕もタグによって毎日ニッチなメディアの記事を読むようになりました。
最近も「同世代」のタグで1989年前後生まれ世代のブログをまとめたいを見つけていて、ニッチな興味分野と上手くマッチングさせてもらっています。
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Vingowがメディアの問題解決に取り組む理由
こうした問題を解決しようとしている背景にあるのが、代表取締役米重さんが抱える問題意識です。
米重さんは高校生の時からメディアに興味をもち始め、様々なメディアに触れるようになりました。その中で多くのWebメディアが無くなっていく姿を見ていくうちに、メディアの収益化に対して問題意識を抱くようになったそうです。
そして、その問題を解決するためにJX通信社を立ち上げたのです。
米重さんはメディアに対する見識が尋常ではなく、メディアの歴史、独自の視点で捉えたメディアの問題など興味深いお話をたくさん聞かせていただきました。現在も複数の新聞を購読しているようで、インプット量も驚くべきレベルです。
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ビジョンに共感するからこそ利用したいアプリ
Vingow運営者がメディアに対して熱い想いを持っている事を知り、ますますVingowのファンになりました。これからはユーザーとしてニッチメディアの情報を知っていきたいですし、メディアを運営している者としてはユーザーのみなさんにVingowによって多くのニッチな情報を知ってほしいと思っています。
正直、ニュースアプリは「これ!」というのを強く決めていなかったのですが、ビジョンを知ってからは、よりヘビーにVingowを使っていこうと思うようになりました。
ですので、メディアを愛するみなさんにはVingowのビジョンを念頭に入れつつ、Vingowで情報収集してもらえればと思います。
編集後記
お話中、米重さんと細野さんの掛け合いに笑いっぱなしでした。2人のいいコンビネーションからもチームワークのよさが伺えましたね笑