なぜ銀行はソーシャルレンディングをやらないのか

どうも。運用男子のタクスズキです。ふと思ったことを書いてみます。

融資の民主化であるソーシャルレンディング(SL)を、すでに大口の融資を行なっている銀行がなんでやらないんだろ?というお話

銀行としては、「自己資本でなく市場からお金を集められて事業者にお金を貸し、返済利息をもらう」。

「投資家はその一部を還元してもらえる」、「事業者は気軽にお金を借りられる」、と三方よしだと思うのですが。

というわけで、そんな話を詳しく書いていきます。

背景(今の現状)

ではまず、なぜ「ソーシャルレンディングというサービスが生まれたのか」という、そもそもの話から書いていきます。

ソーシャルレンディングを知らない方は、以下の記事をどうぞ。

>>ソーシャルレンディングとは?その意味やリスク、税金などの知識まとめ!事業者の比較もしてみる | 20代が個人で資産運用してみるブログ

会社が銀行からお金を借りられない

通常、「事業資金が必要だけど、手元にそのお金がない」という会社は、誰かからお金を借りる必要があるわけです。

その選択肢の1つとして、銀行があるわけですが、銀行からお金を借りるのは難しいのです。

理由は、銀行の融資審査が厳しいから。設立間もないベンチャーや中小企業はお金を借りにくいんですね。

関連記事:融資型クラウドファンディング「クラウドバンク」のセミナーで気づいた重要事項

借りられない業者は、貸金業を頼る

そこで、貸金業を行う会社を頼るわけですが、貸金業社の資本にも限界がありますから、全ての会社に融資できるわけではありません

そういった「自己資本の限界」を理由に、沖縄で貸金業を営んでいた「ソーシャルバンクZAIZEN株式会社」は、ソーシャルレンディングを始めました

参照:【感想】沖縄の事業者に投資できるソーシャルレンディング「ポケットファンディング」がおすすめか検証

銀行の本来の役割は融資のはず

こうした現状がある中、銀行も同じように市場から資金を集めた融資をやった方がいいと思ったんですよね。「ポケットファンディング」的な感じで。

しかも、今は銀行の本来の役割である「融資機能」が弱まっています

銀行に依然として巨額に滞留する預金は、産業界の成長資本として、積極的に融資されてはいない

参照:銀行がなくなる日に、銀行機能は甦る|森本紀行はこう見る

恐ろしい金利のカードローンやるよりSLやった方がよくない?

さらに、「あと5年で銀行は半分以下になる」か「銀行はこれからどうなるのか」という本で「融資が適正になされていない」という指摘がされていました

そういった指摘を見た後、今は銀行ってどんな役割を担ってるのかなと思って調べてみたら、こんなことをやってましたw

あとは、「サラ金では?」と思うような高金利のカードローンや、以下のようなアパートローン事業も行ってるんですね

こうした現状を知り、儲かるからという理由でこういった事業をやるくらいなら、ソーシャルレンディングをやった方がいいのになと思ったのでした。

やらない理由としては、特殊なルールとかがあるのかなと思ったのですが、知ってる人いたら教えてください

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培ってきた「企業を見る目、目利き」を資産化すればいいのでは?

仮に、ソーシャルレンディングをやるのであれば、これまで審査してきた培った「目利き力」を活用することができます。

例えば、「銀行のお金で融資するレベルではないけど、イケてる感じがする企業に市場からお金を集めて融資する」という感じで

このように、SLを始めれば、これまで培ってきたものを資産化できるんですよね。

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オーナーズブックも同様のアプローチで始まった

そして、こういった手法で、ロードスターキャピタル株式会社はソーシャルレンディング「オーナーズブック」を始めてますね。

元々は、不動産投資事業を行ってましたが、そこでの目利きを生かしてソーシャルレンディングでも融資を行なってます

このように、これまで会社の経営状態などを見てきた事業者であれば、SLをやれるわけですね。

銀行の融資は「次世代の事業者」に代替されるか

あと、銀行はこれから変化していかないとヤバイなんて記事も目にしますし、あり方を変えていった方がいいですよね。

銀行にお金預ける人も減っていきそうですし

最近だと、リクルートも「金貸し」の領域に参入してきてますから、この辺のプレイヤーに負けないよう、SLなりを始めてほしいなと思ったのでした。

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>>【190万円投資中】クラウドバンクの「怪しい」という評判は本当か?リスクや運用実績をまとめてみる

ではまた!(提供:らふらく(@TwinTKchan))

次回予告
「実家に帰った時、孫が何やってるかでマウンティングし合う祖父母たち 〜その実態に迫る〜」

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