こんにちは。タクスズキ(@TwinTKchan)です。
12月14日、東京で開催された「モーニングピッチ」というイベントに参加してきました。
そこで聞いたベンチャーのビジネスモデルがおもしろかったので紹介します。
リピーターのベルト交換を狙う
1つめは、knot(http://knot-designs.com/)というサービス。
Knot。80年ぶりの純国産の腕時計を作っているベンチャー。量産ウォッチブランド、これがポイント。
なぜ80年ぶりに誕生?
>日本製の高品質なものを世界で作って欲しいから。現在、国産の製造は海外に移転してしまって、日本に仕事がない。#morningpitch— らふらく更新用@ブログで生活しています (@guppaon1) 2016年12月14日
これは、人材版シェアリングエコノミーと言えるサービス。全国の職人さんのスキルを使って時計をつくっていくのです。
裁縫職人さんを活用する「nutte」の時計版といった感じですね。
日本で安定的に製造できる環境が欲しい。それには、安定した仕事が必要。
日本には、優れた職人さんがいるからコラボ。例えば、栃木のレザーとコラボし、ベルトを作っている。
京都のくみひもともベルトを作っている。他は、山梨の槙田商店さんとも#morningpitch
— らふらく更新用@ブログで生活しています (@guppaon1) 2016年12月14日
カスタムオーダーで世界中のユーザーを結ぶ。時計本体とベルトをカスタムできる。全部で7000通りのカスタムが可能。#morningpitch
— らふらく更新用@ブログで生活しています (@guppaon1) 2016年12月14日
市場価格の1/3を目指す。そのために中間業者をなくす。自社ですべてやる。
結果、、、
Knotは日本で一番忙しい時計メーカーになった。入店まで1時間かかることも。
時計製造は年間11万5千本に。#morningpitch
— らふらく更新用@ブログで生活しています (@guppaon1) 2016年12月14日
若手の育成もやっているそうです。
生産能力をいかに確保する?高齢化などがあるが。
日本には時計の技術者を排出する学校がある。そこと提携。学費はあまりかからないが、教材費にお金がかかる。数百万円の奨学金を抱えて卒業することになるが、それをサポート。そして、Knotに入社してもらう。 #morningpitch
— らふらく更新用@ブログで生活しています (@guppaon1) 2016年12月14日
このように、若手クリエイターの教育をサポートするやり方は角川もやってますよね。
そういった卒業生、若い職人に吉祥寺で時計を作ってもらう。#morningpitch
— らふらく更新用@ブログで生活しています (@guppaon1) 2016年12月14日
世界に向けたマーケティングは?どこの国のアクセスが多い?ターゲットは?
吉祥寺の20%以上のお客さんが外国人。来てもらっている理由はわからない。これから最大のPRツールはSNS、口コミ。
アクセスの2%は韓国。アジアの国が多い。 #morningpitch
— らふらく更新用@ブログで生活しています (@guppaon1) 2016年12月14日
で、うまいなと思ったビジネスはここです。パーツ交換で利益を生み出すモデル。
品質保障のために現地に自社の向上を作るパターンと、現地にパートナーを作るパターンを想定。ビジネスモデルの最大の味噌はベルトのリピート。年間数十本。2回以上利用してもらっているのは40%。シーズンに応じてベルトの付け替えが発生。新商品を発売するより重要 #morningpitch
— らふらく更新用@ブログで生活しています (@guppaon1) 2016年12月14日
これは、プリンタービジネスに似ています。
プリンターって印刷する機械の販売自体はそんなに利益が出ないんですが、交換するインクがすごく収益性がいいんですよね。
しかも、インクって使ってると一定の期間で交換が必要になりますから、チャリンチャリンのビジネスになるんですよね。
このようなモデルが時計製造にも生かされていたわけです。
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救助の保険で薄く広くお金を集める
そうしたうまいビジネスモデルは人命救助のサービス「ヒトココ(http://www.authjapan.com/)」にも使われていました。
HITOCOCO。人命探査機。人命救助の常識を変える。
博多に会社がある。元パナソニックにいたメンバー。日本ならではの災害発生時の問題を解決。見つける分野にフォーカス。現時点、捜索には何百人もかける必要がある。#morningpitch
— らふらく更新用@ブログで生活しています (@guppaon1) 2016年12月14日
見つけるために、ドラゴンボールのドラゴンレーダーのような仕組みを使う。親機から子機を探せる。
レスキューのプロから、自衛隊からも導入されている。 #morningpitch
— らふらく更新用@ブログで生活しています (@guppaon1) 2016年12月14日
救助に向かう隊員の身を守るためにも使われている。
COCOHELIというヘリのサービスも始めた。空から人を助けいける。 #morningpitch
— らふらく更新用@ブログで生活しています (@guppaon1) 2016年12月14日
1日10円でCOCOHELIが使える。全国5拠点、7きのヘリを配備済み。 #morningpitch
— らふらく更新用@ブログで生活しています (@guppaon1) 2016年12月14日
こちらは、保険として年会費をもらうビジネスモデルなんですね。
持ってもらうための工夫
戦略として、まずプロに使ってもらった。広い層には、価格を安くする取り組み、2つめは飛んでいくスピード。その対策をした。自社でもストック型ビジネスを構築。儲からないと、サービスは回らないからもそこも重視した。保険のような仕組み。 #morningpitch
— らふらく更新用@ブログで生活しています (@guppaon1) 2016年12月14日
登山保険を作っている。薄く広く入ってもらってお金をもらっている。 #morningpitch
— らふらく更新用@ブログで生活しています (@guppaon1) 2016年12月14日
スマホを使ったサービス展開は?
なんでもできるスマホだが、それはしない。人の命を救うのは専用端末が必要。理由は電池の持ちなどから。重さは20gで小銭4枚分。 #morningpitch
— らふらく更新用@ブログで生活しています (@guppaon1) 2016年12月14日
なお、こうした保険は海外にも「登山保険」などの形であるそうです。
年間100万人の子供が行方不明になっている。ヨーロッパはアウトドアがさかん。スイスの国民が多く使っているサービスと提携。240万人が入ってくれるようになる? #morningpitch
— らふらく更新用@ブログで生活しています (@guppaon1) 2016年12月14日
このように、安心を年会費として少額を広く多くの人から集めるモデルも面白かったですね。
※COCOHITOの詳しいサービスはこちらの動画からどうぞ。
このように、いろんな学びを得られたモーニングピッチ。他にも面白い話が聞けたので、その辺は僕のツイッターサブアカウントから確認してみてください。
サブアカウントはこちら>>https://twitter.com/guppaon1
ではまた!(提供:らふらく(@TwinTKchan))
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