コンサルタントの舟橋さんから面白い話を聞きました。意外な電子書籍の活用法です。これを使えば、電子書籍のコンテンツがビジネスに良い影響を及ぼしてくれます。
電子書籍って書籍以外のものをバンバン載せていくべきですね。特にイベント開催者は必見です。
よく考えたら、電子書籍ストアで特定のコンテンツを探してくれるってめちゃくちゃ優良なユーザですもんね。絶対やった方がいいなあ。
電子書籍に講演資料を載せる事例
話をしてくれた舟橋さんは講演資料を電子書籍として出版しています。それが以下のもの。
面白いのが、これらの商品ページにおける説明部分の注意書き。
ヒューマニング国際研究所主催の連続講座ヒューマニング概論の第二回目のテキスト。ヒューマニングの基本的対象である人間を捉え、参加者とフリーディスカッションできるようにノートとして構成されている。
注意:講義資料(ノート)のため具体的内容は記載されていません。必要に応じて自学されるか、関連講座へご出席ください。
注意:あくまで講義の資料ですので、講演等を別途お受けいただくことをお勧めします。
このように、電子書籍を読んだだけではわからないような内容を掲載して、自身の講演への導線を作っているんです。あえて、不完全なコンテンツを電子書籍としてリリースしているんですね。
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ニッチな情報は電子書籍にまとめてしまえばいい
ここで重要なのは、ニッチな分野の講演資料をログとして電子書籍ストアに公開している点です。ニッチな分野の本はその希少性から、探すのが困難です。
書店を回って探しても、見つけるのは難しいでしょう。しかし、検索が容易な電子書籍ストアで「ニッチなワード(この場合は、ヒューマニング)」と検索すれば、見つけることができます。
さらに、探してくれる人はニッチな分野に興味のある人なので、その分野に詳しい人として認知してもらえるのはメリットが大きいです。購入に至らなくても、専門家として名前を覚えてもらえるでしょう。
もしかしたら、これから開催されるセミナーに参加してもらえるかもしれません。認知度が向上した上で、有料セミナーにも参加してもらえるとか、これ以上に旨みを得られるやり方はないですよね。
そして、こうした斬新な手法が、いろんな分野で役立っていくと思ったんです。
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イベント運営に力を入れているメディアは活用を
まず考えられるのがメディア運営において。上記例の「講演」を「メディアが開催するイベント」と置き換えれば、わかりやすいです。
メディアが開催したイベントで使った資料を電子書籍としてストアで公開してしまうんです。そうすれば、それを見つけてくれたユーザーがメディアの存在を知ってくれるかもしれません。
コンテンツの不完全さに物足りなさを感じ、もっと知りたいという欲求から、今後のイベントに参加してくれることだって考えられます。
続きはwebでシステムを電子書籍で
他の活用方法だと、ブログで書いた記事をまとめて電子書籍ストアに公開することも考えられます。
この際も、不完全さが大事です。狙いは、電子書籍を読んだだけでは物足りないから、ブログにも来訪して補足情報を取りにきてもらうこと。
なので、「この電子書籍は補足資料です。本題を知りたい方はブログまで読みに来ることをお勧めします」のような断り書きが必要でしょう。
このように、電子書籍はビジネスへ集客するための導線になるんです。
電子書籍に書籍を載せるという常識は過去のもの
紹介してきたように、電子書籍に書籍だけを載せる時代ではありません。講演資料、イベントでのスライドなど何を載せたっていいんです。
従来のフォーマットにとらわれる必要はありません。舟橋さんは、他にも地図やグルメ情報を載せてもいいと語っていました。
このように、いろんな可能性のある電子書籍。まだまだ活用の余地があります。なので、自分のビジネスに活かせそうと考えた方は、取り入れてみてください。
ではまた!(提供:らふらく^^(@TwinTKchan))