「何を言ったか、誰が言ったか」に加えて「誰にシェアされたか」も重要な時代

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先日、話題になっていた「何を言ったか」の方が「コンテンツ=王様」の時代にはふさわしいという議論。これはメディアの立場から考えれば、その通りなのですが、個人の書き手がそれを信用しては危険です。

他にも、重要な要素があるのですから。そんなことをこれから説明していきます。

なお、ザックリ画像でまとめると、こんな感じです。
個人の書き手として評価されるために重要なこと
続きが気になる方は、どうぞ。

「誰が言ったかより何を言ったか」が重視されるは本当か?

先日、こんな記事がタイムライン上で話題になっていて「面白いなー」と思いながら、見ていました。

古川 
これは匿名掲示板の考え方に近くて、「誰が言ったかより何を言ったか」が重視されるので、結果的にコンテンツのクオリティがあがるゲームになっていくんです。新聞社が言ってもブロガーが言っても関係なくて、質がいいほうがコンテンツとして勝つわけなので。

引用元:nanapi古川健介【第2回】「誰が言ったかより何を言ったか」が重視され、コンテンツの質が問われる時代になる  | 佐々木俊尚「ブレイクスルーな人たち」 | 現代ビジネス [講談社]

つまり、Facebookやキュレーションアプリから記事を読みにきた人は、「そのメディアの名前は何か」なんて気にせず、Facebookやグノシー上の読み物として認知するので、「書いてある内容」がさらに重要になってくるという話です。

これを読んでいる時は「あー、確かに」なんて思っていたのですが、個人という観点で見るとまだ足りないなと感じました。それは『世界を変えた10冊の本』を読んだからです。

大衆で評価されるには「何を書いたか」で十分

フリードマンの手にかかると、自由な市場さえあれば、言論の自由だって守れるという理屈になります。例に挙げられているのは、こんなエピソードです。  

一九四七年、アメリカでは「赤狩り」の嵐が吹き荒れました。東西冷戦が激化する中で、少しでも「共産主義と関係がある」と疑われた多くの人たちが、その地位を追われたのです。

それは、映画の町ハリウッドでも例外ではありませんでした。総勢一五〇人もの作家がブラックリストに載り、仕事を奪われました。  

ところが、その後、一九五七年、アカデミー賞の「原案賞」を受賞した脚本家が、実はペンネームだったことが判明します。ブラックリストに載った脚本家が、ペンネームで映画の原案を書いていたのです。  

フリードマンは、このエピソードから、「自由な市場」の大切さを教訓として引き出します。優秀な作家は、ペンネームで活動をすることができた。質のいい作品を書けたから、映画界が受け入れた、というわけです。

いいものは、誰が書いたものでも売れるという「自由な市場」があれば、売れる作品を書ける作家は、生活していけるのだというのです。  

かくて、自由市場は、思想の自由を保障するとフリードマンは謳いあげます。  

ハリウッドでは、こうして良いものが正当に評価されたと言うわけです。これこそまさに「誰が言ったかより何を言ったか」が重視されるという事例です。前述したことがハリウッドの世界でも起きていた、と。

しかし、ネット上に作品を公開している個人にとっては「何を言ったか」だけでは足りないなと思いました。

それが通じるのは、受動的に作品を消費する方々、すなわちネットに詳しくなりすぎて重要な事を見落としていませんか?で紹介したような方々に限定されるからです。

つまり、Yahoo!やグノシーで人気記事だけを読んでいる人から評価されるには「何を言ったか」だけでいいけど、それ以外の層、”自分から情報を得にいく情報リテラシーの高い人”から評価される場合は「誰が書いたか」ともう1つの要素が必要だなと。

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情報リテラシーの高い人達から受ける「書き手の差別」

本題の前に、情報リテラシーの高い人から評価されるのが重要である理由を説明しておきます。その業界内で名を馳せるためには、普段からたくさんの文章を読んでいる目の肥えた人達からの評価の方が大衆によるモノよりも大きいです。

そういった評価を得れば、仕事依頼などが舞い込み、活動の幅も広がるのです。

このような恩恵を受ける上で、情報リテラシーの高い方々からも評価してもらうためには「内容」だけだと不十分なのです。そこには、書き手としての信頼性・権威性も重要なのです。

業界内の人間は「誰が書いたか」を意識している

普段からたくさんの文章を読んでいる人は「誰が書いた」ということも重視しています。

実際、僕も「書き手」を重視しています。僕はブロガーという仕事をしていますから、日々たくさんの文章を読んで色んな学びを得ています。そこで、話題になっている良い文章に出会っても必ず書き手の名前を意識してしまうのです。

そして、そのフィルターを通して、権威性のある書き手であれば「ああ、やっぱり良い文章だったんだ」と感じるのです。

識者による「書き手の差別」を乗り越える必要がある

たぶん、日々たくさんの文章を読んでいて目の肥えた方々も同じような経験をしていることと思います。僕はこうしたフィルターとも言える「書き手の差別」を乗り越えることが個人として名を馳せるために重要だと思っています。

業界内で評価されるためには、この「差別」を乗り越えてナンボなのです。そして、差別を乗り越えた上でもう1つ重要な要素があるのです。

「誰にシェアされたか」も重要

その要素とは「誰にシェアされたか」ということです。書き手の世界では、自分の記事がインフルエンサーにシェアされたことを重視する風潮があります。

その例として、佐々木俊尚さんや田端信太郎さんのようなインフルエンサーにシェアされたことを表す「佐々木砲」「田端砲」という言葉があります。(上記のインフルエンサーにシェアされると記事のアクセスがグンと伸びることから「〇〇砲」と呼ばれています)

実際、僕もインフルエンサーにシェアされている記事は「あー、すごいんだな、読んでみるか。」と考えますし、その書き手に注目するようにしています。

インフルエンサーにシェアされたことが実績にも

そして、この世界ではインフルエンサーにシェアされたことが名刺替わりにもなっています。例えば、書き手同士が出会って「佐々木俊尚さんに紹介してもらえました」と言えば、相手に「この人は凄い人だ」と評価されるでしょう。

ですので、業界内で評価されるには「書いた内容」に加えて「書き手の権威性」「誰にシェアされたか」が重要なのです。

個人の書き手として評価されるために重要なこと

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個人の作り手なら評価されるための3要素を意識しよう

紹介してきたように、大衆向けに評価されるには「何を書いたか」が重要です。そして、個人として活動していくにはそれ1つだけでは不十分です。

業界内で評価されるためにも、「誰が書いたか」「誰にシェアされたか」が必要なのです。業界関係者は内容に加えてもっと詳細な情報を知りたがりますからね。

ですので、書き手は上記の3要素を意識すると良いかと思います。

なお、この3つは書き手の世界だけでなく、色んなモノづくりの世界に当てはまりますので、クリエイターはぜひ心がけてみてください。

ではまた!

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