人気ブログの作り方を「Chikirinの日記」から学んでみた

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ちきりんさんの電子書籍「Chikirinの日記」の育て方を読んで、ブログ戦略の重要性を再認識させられました。
ブログで成し遂げたい事があるブロガーは必読かと。

なぜちきりんさんは書籍を出すのか?

The Strategy Of Chess
The Strategy Of Chess / kenteegardin

Chikirinの日記の著者であるちきりんさんが書いた「Chikirinの日記」の育て方で参考になる点がありました。

それはちきりんさんのブログ戦略です。ちきりんさんは届けたい層にChikirinの日記を知ってもらうため、戦略を考えた上でそれを実行しているとの事でした。

その戦略の1つとして挙げられるのが書籍の出版です。


よく誤解されるのですが、私が目指していたのは「ブログで有名になり、本を出すこと」ではありません。

むしろその逆に「本を出せば、ブログの読者を増やせるだろう」と考えていました。これは今も同じで、私にとっての“本丸”(=活動の中心)は、書籍ではなく「Chikirinの日記」というブログサイトです。

けれどそのサイトを育てるために必要なことは、もはやこれ以上、ネット上で露出を増やすことではありませんでした。

それよりも、リアルな社会でも認知度を上げ、新しいブログ読者を獲得していくべき、そういうタイミングが来たのだと気づかせてくれたのが、『ゆるく考えよう』を出版したことの大きな意義だったと思います

ちきりんさんが書籍を出す理由はブログの読者を増やすためです。
さらに、誰でも彼でもブログに来てもらうのではなく、しっかりとターゲットを絞ってブログに来訪してもらおうとしているのです。

私が目指したいと考えたのも、やたらと読者が多いブログというよりは、雑誌やCSの専門チャンネルのような“想定読者のプロフィールが、絞り込まれているブログ”でした。

その絞り込みの条件は、年齢や性別、職業や社会的立場ではなく、「社会的な事項について考えることが好きかどうか」とか、「考えることについての姿勢」に関するものです(旅チャンネルだって、年齢や性別、職業でなく“旅が好きな人”にターゲットしているのだから、こういう条件設定は特殊なものではありません)。

たとえば、
・資本主義を信じていて、
・社会的な事象やビジネスについて関心があり、
・既成概念を排し、自由かつオープンに考えることに前向きで、
・解を得ることではなく、自分で考えるヒントときっかけを求めている人
・難しい問題を考えるときにも深刻になりすぎず、ユーモアを理解できる人
といったところでしょうか。

いいところも悪いところも含め、最終的に資本主義を信じていない人には、私のブログを楽しむことはできないでしょう

こうした考えを持ってちきりんさんは書籍を出版しているのです。

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本のジャンルも届けたい読者に刺さるものを

ちきりんさんが本を出す際、気をつけている点があると言います。それは同じジャンルの本を出さないということです。

私が“続編”的な本を書かないのは、それでは新たなブログ読者を獲得するのに、効率が悪いからです。

『ゆるく考えよう』は生き方のスタイル、『自分のアタマで考えよう』は思考方法、『世界を歩いて考えよう!』は旅の記録、そして『未来の働き方を考えよう』は、働き方に関する本と、それぞれ全く異なるテーマについて書いています。

こうすれば、書店でもそれぞれ異なるセクション(棚)に配置してもらえます

働き方の本を何冊書いても、書店では同じ棚に並ぶだけだし、生き方のスタイル本を何冊書いても、エッセイの棚にしか並びません。

新規の読者も、旅行が好きな人は『世界を歩いて考えよう!』から、働き方に悩む人は『未来の働き方を考えよう』からと、入り口を多くすれば多彩な人に知ってもらえます

幅広いジャンルの本を出す事で、前述したターゲットの中から多くの「ちきりんファン」を増やす事ができます。
そして、狙い通りブログの読者になってもらえるのです。

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転載するメディアも熟考している

ちきりんさんがブログ読者を増やすために取り組んでいる戦略は出版、本のジャンル選定だけではありません。他メディアに対してブログ記事を転載する緻密に戦略を考えているのです。

共同通信から依頼されたコラムは3週間に一度でよく、分量も短かったので、手間がかかりませんでした。また地方在住で、日経新聞でも朝日新聞でもなく地方紙を購読する人は、ブロガーとして最もリーチすることが難しい人たちです。

そういう人に“ちきりん”の名前を知ってもらうことは、想定読者の獲得に大いに役立つだろうと考えました。

想定読者獲得という目的に合わない場合は、メディアへの転載も断ってきたと言います。

“ちきりん”が今よりずっと知られていなかった頃、有名なビジネスサイトからエントリの転載や執筆の依頼を頂いたときには、それなりに迷いもしました。

それらを引き受ければ、PVも信用力も一気にパワーアップできることが確実だったからです。

でも、そういうことを始めたら確実に「Chikirinの日記」という場所の価値は下がってしまいます。そう考えて、断り続けました。

唯一、最新エントリを転載しているBLOGOSというブログポータルに関しても、そこで初めて私の存在を知った読者が、「Chikirinの日記」本体のリピーター読者となってくれるよう、いろんな工夫をしています

ちきりんさんは「Chikirinの日記」という場所の価値を強く意識してきたのです。

ちきりんさんの戦略をマネるのでなく自分にとって最適な戦略を

これまで紹介してきたちきりんさんの戦略は素晴らしく、それを考えて実行していくまでの過程はぜひとも見習いたい所です。しかし、僕たちブロガーが同じ戦略を実行するのは考えものです。

これまで紹介してきた戦略は、ちきりんさんが「ブログの価値」を高めようとして実行したものだからです。

今、多くの人が“ちきりん”は「Chikirinの日記」を書いている人だ、と認識しています。これは、書き手より場所のほうが主役であることを示しています。

ブログから有名になった人は他にもたくさんいますが、新しくファンになった人が、元のブログ名を知らないというケースはたくさんあるはずです。それに対し、私の場合は常にブログ名がセットで認知されています。

これも早くから「Chikirinの日記」という場所を育てるという目的が明確で、そのために様々な工夫をしてきたからこそ起こっていることです。

もし私がブログではなく“個人”を売りたいと考えていたなら、その結果は、今とはまったく違ったものになっていたことでしょう

あなたがちきりんさんのように「ブログ」の価値を高めたいと思っているなら、同様の戦略が有効でしょう。しかし、僕のように「個人」として価値を高めようと思っている人間が同じことをしても効果は薄いと思います。

僕の場合は、逆に色んなメディアにどんどん転載していくのが効果的な戦略になるはずです。

参照:ブロガーは転載をためらっている場合ではない!この転換期に出遅れるな!
個人ブロガーはプレイヤーのままだと消耗し続けるだけ!リーバイス戦略を取ろう!

転載では、想定読者に届けられそうなメディアを考慮する必要がありますが、積極的に露出していく事が必要です。

ですので、自分はブログによって何を成し遂げたいかという目的を明確にした上で有効な戦略を考えていきましょう。その際は届けたい読者を考慮する事もお忘れなく。

それでは!

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