個人メディアを運営していく上で東京MXをロールモデルにするべきだと思うのです。個人メディアが大手のマネをしてPVに食いついてしまったら終わりです。
大手がやれる事をやっても意味がない
No / sboneham
PVほしさに大手メディアのマネごとをするのは考えものです。
確かに、大手ハウツーサイトのようなお役立ち情報やまとめ記事は普遍的なテーマですから、長期的な検索流入を得られます。しかし、それを僕のような個人メディアがやってもうまくいかないし面白くないのです。
極論を言ってしまえば、お役立ち情報などは著者の独自性が出ず、誰が書いても同じに見えてしまいます。ハウツーサイトはそういった記事を量産してPVを稼いでいけるので、うまく運用していけます。
しかし、個人メディアでは大手のような量産体制を築くのは無理ですし、挑戦した所で当たり障りのないサイトとして認知されて終わりです。
そうではなく、大手が取り上げないようなニッチで独自性のある情報を届けていかなければ、1メディアとしてブランディングできません。独自性のある情報を届けて「この情報ならこのメディア!」と認知してもらわなければならないのです。
この独自性を考える上で参考にしたいのが東京MXです。
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独自路線を貫き通した東京MX
東京MXは東京ローカルのテレビ局です。
こちらの記事によると、2014年度3月期決算にて、売上高が126億9500万円、経常利益は17億4900万円で、3期連続で過去最高益を更新したそうです。
ローカル局でこれだけ景気のいい決算をしている所は中々ないです。
これだけいい数字を残せているのには東京MXの独自戦略が寄与しています。
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アニメと毒の強いワイドショーをウリに!
その戦略とは「アニメと毒の強いワイドショー」という独自のウリをつくっていった事です。
躍進の理由は、アニメ番組の充実である。東京MXは2006年からアニメに力を入れ、旧作や新作を多数放送してきた。
キー局がアニメ放送を削減する中、粘り強く放送してきた事で、視聴者側からも権利者側からも信頼を獲得するようになったのである。今や「アニメを見るならMX」との言葉もあるくらいだ。
学生時代、テレビをよく見ていたのですが、大手キー局がゴールデンタイムにクイズ番組を放送している中、MXだけは、らんまやタッチなどのアニメを放送していて「とがっているなー笑」という印象を持っていました。
さらに、キー局でバラエティやドラマを放送している時間帯に、ドラゴンボールGTなどのアニメを放送するなど、とにかくアニメに特化していました。
夜中はもっとカオスで、深夜0時以降はいつもアニメを放送していた気がします(笑)
大手キー局がやらない「アニメ」に特化した事が効いて、いまや「アニメならMX!」と独自性のあるメディアとして認知されています。
さらに、毒のある番組を放送する局としてもブランディングできており、ファンを獲得しています。
その代表例が、5時に夢中!です。
この番組はワイドショーなのですが、コメンテーターのコメントが毒々しくてたまらないのです笑
大手キー局では絶対言えないような危ないワードも飛び出していました。特に岩井志麻子さんが強烈な下ネタを連発していて、当時は「これ大丈夫なのか?笑」と思いながら見ていました。
当時司会の逸見さんが強い女性陣にいじられるという流れも面白かったんですよ。(テレビばっかり見て僕は本当にダメな大学生だったんだなw)
これだけクセのある「5時に夢中!」の人気は凄まじく、昨年4月からKBS京都、サンテレビでも放送が開始されたそうです。
このように独自路線を貫けば、大きく展開してく事もできるのですね。
「アニメと毒のあるワイドショー」で市民権を得た東京MX。この姿を僕たち個人メディアは見習わなければなりません。
独自性を貫いてメディアを立てていく
これまで見てきたように、東京MXは大手にはできない独自の道を走り続けたからこそ、このような成果を挙げる事ができました。
視聴率を集めるために大手のマネごとをしていたら、成功を収める事はできなかったでしょう。
僕たちもこうならなければいけません。
東京MXのように独自の道を走っていけば、きっと何かの分野で市民権を得ていくはずです。
独自性のあるメディアとして認知されていくためにも、自分にしかできない事を継続していきましょう。
それでは!