地方が企業誘致や場所の整備により、ITに力を入れ始めているのです。今回はそうした取り組みを行う地域を紹介して、ブロガーとしてどのように地方で生きていくかを考えていきます。
シリコンバレーに近づいていくIT県「徳島」
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徳島県には、光ファイバー網が整備され、2年間でIT系ベンチャー企業9社がサテライトオフィスを開いた神山町という町があります。
いま、この町が新たなインターネット産業の拠点として注目されているのです。ここで中心になっているのが、三三株式会社、NPO法人グリーンバレー、株式会社ソノリテです。
東京のITベンチャーが徳島のパワースポットにオフィス開設【三三株式会社】~新しい働き方として注目集め、町おこしに貢献~をご覧頂ければわかるように地方にオフィスを構え、新しい働き方を提唱しています。
いまは、SkypeやGoogole Appsなど遠くにいる人ともコミュニケーションをとれるツールが揃っており、地方にいながらも東京のオフィスに劣らない環境で働く事が可能になっています。
また、地方で働くメリットは他にもあります。
それは、
1 満員電車に乗らなくてすむ
2 生活にかかる費用が少ない
ということです。
1 満員電車に乗らなくてすむ
これは想像しやすいと思いますが、地方であれば、家賃が安く、どこにでも住む事ができます。家は選び放題という訳です。
ですので、オフィスの近くに家を借りる事もできるので、あの地獄である満員電車からも解放されるのです。
2 生活にお金がかからない
これは家賃の話にも近いのですが、生活コストが東京に比べて大幅に下がります。
まず家賃。東京で8万円ほどの物件が、徳島では3万円台で住む事ができます。
また、遊ぶお金もかかりません。
東京はイベントが多くひまをつぶすにはもってこいの環境なのですが、それに伴い余計なお金を使ってしまいます。
しかし、地方にはそうした誘惑が少なく無駄金を使わずに住みます。
さらに、地方ではご近所さんと仲良くなっていけば、食材を貰う事もできます。私の地元では、食材のギブアンドテイクが日常的に行われており、なかなか手に入らない食材も貰うことができていました。
地方に住めば、固定費、娯楽費、食費を節約する事ができるのです。
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ブロガーなら地方で生活していく事も可能?
今の私の夢がブログを書いて生活していく事です。東京でブログで生活していくには固定費などコストが高くつくため20万円は必要でしょう。
しかし、地方なら固定費は5万円弱下がりますから15万円ほど稼げれば暮らしていけるのです。
さらに、地方では東京ほどITスキルを供給できる人が多くないので、そうした方にITスキル(SEO、ブログについて、プログラミング)を教える事でも生活の糧にしていく事ができるかもしれません。
地方に住めば、コストがかからないので、低収入でも好きなことをしながら生きていけます。つまり、多くの若者が理想とする「人の役に立つ仕事」をして生活する事が可能になるのです。
山里町にオフィスを構えたNPO法人グリーンバレー理事長の大南信也さんも以下のように語っています。
大南さんはここ数年、若者の働き方に対する考え方が根本的に変わりつつあると感じている。「かつては初任給、福利厚生、勤務地といった条件で仕事を選んでいたのが、自分で納得のいく働き方、暮らし方ができるかどうかといった基準で仕事を選ぶ意識の高い、感度のよい若者が増えてきた気がします」。
こうしたキャリアを望む若者は地方で生活していく事も考えていくべきです。今後はインターネット基盤の普及により、地方での新しい働き方が可能になっていくでしょうからね。
徳島のシリコンバレー神山町がアツイ!(1)ーNPO法人グリーンバレーとの出会い
徳島のシリコンバレー神山町がアツイ!(3)ー現役サテライトオフィス見学
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佐賀県もITに積極的な姿勢を見せている
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佐賀県でもITに対しておもしろい取り組みを行っています。
佐賀県武雄市の樋渡啓祐市長は9月17日、起業支援を目的に起業志望者を公務員法上の任期付き採用職員(常勤)として雇用する考えをTechWaveとの会談の中で明らかにした。10名程度の起業志望者を3-5年の有期限で公務員として市で雇用する計画を進めているという。
引用元:ベンチャー企業の皆さん、公務員になりませんか? 佐賀県武雄市の起業支援計画【湯川】
徳島県や佐賀県を見てわかるように、地方がITに対して関心を高めていますから、ITスキル(Webマーケティング、ライティング、プログラミング)をつけておくと、地方で重宝される人になっていくと思います。
実際、フリーランス向けの求人サイト「アットエージェント」やエンジニアナビを見る限り、フリーランスとして地方でリモート作業をして生きていくことも可能ですからね。
ホント僕らは良い時代に生きてます。
地方のこうした姿勢とITの便利なツールにより場所を選ばずに仕事ができる環境が整っているのですから。こうした環境を活かせば、自分の理想とする生き方を実現できそうです。
上記の通り、地方でやれない事は少なくなってきています。ですので、みなさんも地方に目を向けて若者の手で新しいライフスタイルをつくっていきましょう。
本当に地方は魅力的だと思いますので。
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