先週の土日(5/28、29)でVIVA LA ROCK(ビバラ)という音楽フェスに行ってきました。そこで、非常に印象的だった出来事を書いてみます。
31日に大トリを務めた星野源さんについてです。
クドカン作品が好きな僕としては、個性派俳優のイメージしかなかったんですが、今や女性に圧倒的に支持されているアーティストになってたんですね。
そこで、色々たまげたことがあったんですよ。10年の月日って人を変えますね。
2005年はタイガー&ドラゴンの「どんつく」だったのに
僕が初めて星野源さんを目にしたのは、2005年。高校時代です。当時大好きだった「タイガー&ドラゴン」というドラマに出ていたんですよ。
その時はちょい役で、ドラマにはほとんど登場しませんでした。僕も「うどんの前フリに使われてる人」という認識しかなかったです。(これはわかる人だけわかってくれたら幸い)
だから、当時は名前なんてわからなかったし、星野さんが有名になってきた時に「あ、あの時のどんつくじゃん」と気づいたくらいなんですよ。
そうした状態で臨んだステージ。星野さんを待機してる段階で衝撃を受けたのでした。
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え、女子しかいないんですけど?
驚くべきことには、周りは女子ばっかり。しかも、若い人多め。
俳優だと思っていた僕は、「クドカン好きなマニアっぽい男に支持されてるんだろうなぁ」と思ってたので、そこで1度目の衝撃を受けました。
そして、星野さんがステージに登場すると2度目の衝撃、というかフェス最大の衝撃を受けることに。
黄色い声援がハンパなかったんですよ。
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リア充高校生が受ける声援の2万倍
大げさじゃなく毎秒100回くらいは声援が飛び交ってたんじゃないですかね。声援が見えましたもん。黄色い言霊がステージに向かってました。
高校の球技大会でイケメンたちが浴びるアレの2万倍くらいの凄まじさでしたよ。星野さんのに比べたら、かつてのリア充に対するそれなんて薄っすい、薄っすい。
CSSでいうと、#FFFFDDくらい。ほぼ白ですよ。
それだけすさまじい歓声がこだましていた会場。演奏が始まると、さらにヤバくなっていきました。
MCは「チン◯」でも爆笑が
しかも、歌の間で入るMCもボッカンボッカン笑いをとってる。もう、あの状態になったら、「今日のランチはパスタ食べた〜」みたいなOLっぽい近況報告でもウケるんでしょうね。
それくらい圧倒的に支持されていた星野さん。そのとき、思いましたよ。
こりゃ、この世で一番モテてるアーティストは確実に彼だなと。(ジャニーズ好き、EXILE好きの二大勢力は除く)
そして、同時に励まされたのです。10年あれば、人はこれだけ変われるのだと。
3年で人に覚えてもらえる。5年で売れ出す
これと似た話は、先日書いた記事でも思いました。「ぼくらの仮説が世界をつくる」という本の中で、コルクの佐渡島さんが以下の名言を書いていたんです。
ぼくの感覚では、3年続ければ、徐々に世の中から受け入れられてきます。「あれ? 今までと世の中の反応が違うぞ」という反応が出てきて、もう少し頑張れる。
そして、大爆発するのは、5年目くらいです。『ドラゴン桜』も『宇宙兄弟』も、どちらも3年ほど経った頃から、やっとヒットの兆しが出てきました。
多くの人は、だいたい1年ほど結果が出ないと、そこで諦めてしまいます。2年頑張れる人もかなり少ない。3年、自分を信じて、努力し続けることができる人はほとんどいません
参照:3年努力し続けられる人はほとんどいません。大爆発するのは5年目からなのに。by「ぼくらの仮説が世界をつくる」
そして、この言葉と星野さんのエピソードがドンピシャだったので、「3年で芽が出て5年で爆発」の説を星野源さんで当てはめてみたんですよ。
まず、スタートは2005年のタイガー&ドラゴン。この時点で、星野源さんを知る人は世の中にほとんどいなかったはず。
それから3年後、星野さんはどんどん変わっていきました。
3年で露出の機会を増やした星野さん
2008年、星野さんはドラマ「未来講師めぐる」で個性的な先生役として、ドラマに欠かせない存在になっていました。
そして、ほぼ3年後の2009年2月には、映画「少年メリケンサック」に出演。確かに、佐渡島さんの「3年で芽が出る」の説通り、徐々に露出の機会を増やしてるんですよ。
では、5年後、つまり2010年はどんな活動をしていたのか。
5年で有名フェスに出るように
俳優としては、「ゲゲゲの女房」に出演するなど、確実に「売れっ子」としての階段を上っていた星野さん。
音楽の分野でも有名フェス「SUMMER SONIC」「RISING SUN ROCK FESTIVAL」「COUNTDOWN JAPAN」に出るなど、活躍の場を広げていきました。
さらに、翌年の2011年には日本最大規模のフェス「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」に出演。
5年を超えて売れっ子のレールに乗った
そして、2012年には「SWEET LOVE SHOWER」にも登場。さらに、5月には「日比谷野外大音楽堂ワンマンライブ」を開催。
はい、明らかに売れっ子のレールに乗っていますね。
この辺からはもう、音楽にそんなに詳しくない人でも「星野源っていうアーティストがいてさ〜」みたいなことを言うようになってました。
5~7年の間に驚くべき躍進を遂げたわけです。
10年でスターになった星野源さん
そして、10年後の2015~2016年。29日のステージが示すように、誰もが認める売れっ子になっていたわけです。
さらに、会場では、最新アルバム「YELLOW DANCER」の売り上げが35万枚を突破したことが発表されました。
CDが売れない時代にこの数字を叩きだすとか驚異的ですよね。
このように、10年で人はこんなにも変われるんだな、と痛感したわけです。と、同時にブログのモチベーションを上げてもらえました。
僕はまだ3年半しか続けてないので、とりあえずは5年目で大爆発できるよう努力を続けていこうと思った次第です。
ということで、みなさんも星野さんのようになれるよう、がんばっていきましょう。
ああ、売れたい。
ではまた!(提供:らふらく(@TwinTKchan))
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