4月から社会人になる人たち向けに、大事なことを書いておきます。仕事でつぶれないために必要な心構えです。
覚えておきましょう。
採用コストを返す必要はない
ちなみに、この記事を書こうと思ったのは、以下のツイートを見たから。
この春就職するみなさんへ。
会社に「試用期間中は賃金は発生しません。これは全世界の常識です」と言われた人は、悪いことは言わないからさっさとマトモな職場に移りましょう。
研修中は学ぶのが仕事なので、普通は普通は賃金が発生します。— くるり@街×鉄企画進行中 (@kurur1BA) 2016年3月22日
こういう会社って、結構あるんですよね。
「お前たちは、研修で金をもらえるんだからありがたいと思え」とか「お前たちを採用するのにお金がかかったんだ。それを返すまで辞めさせないぞ」みたいな感じで脅しちゃって。
でも、これっておかしなことなんですよ。
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採用側は投資と思わなければならない
そもそもですが、新卒採用自体、投資なので、採用コストを考えるべきは採用側だけなんです。なので、投資の基本に沿って人をとる必要があるんです。
投資には、リスク回避のために、1つだけでなく複数の金融商品にお金を出すという原則があります。(1つで損失を出しても、他で回収すればいいやという考えですね)。
こうしたことを採用でもやる必要があるんですね。
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採用された側はコストを考える必要なし
新卒採用の場合、とる側としては、確実にコストを回収できるように人材を確保しなければいけないんです。
仮に、複数人が成果を出す前に辞めてしまっても、他の人間で投資以上のリターンが出るように計算していなければならない。
だから、採用された側がコストなんて考える必要はないんです。かけたコストによる損得は採用側の責任なのですから。
成果よりも気持ちの方が大事
他にも、新人にかけられる理不尽な言葉があります。
それは、「年収分の成果を会社に返せ」というもの。
社会人なりたてのスライムレベルの人間にこれを強制するのはあまりにも酷です。
メンタルをやられないように聞こえないフリを
計算してみると分かりますが、1年目の年収を300万円とすると、それを返すには1ヶ月平均で30万の成果を出さなければなりません。
この前まで、学生だった人間がそんな成果を出すなんて無謀ですよ。バイトで15万稼ぐのだってギリだったんですから。
これ、昨日まで高校サッカーしかやってこなかった人間に「今からJリーグで点決めてこい」って言ってるのと同じです。
だから、新社会人になる人たちは、会社の先輩達から言われる小言を気にする必要はありません。
そんなの気にしていたら、メンタルをやられてうつになってしまいます。
自分を追い詰める必要はない
実際、僕もベンチャーにいたので、「成果を出さないとやばいんじゃないか?」と、勝手に自分を追い詰めた時期がありました。
その期間は地獄でした。
こうならないためにも、新社会人のみなさんはリラックスして気負わずに新しい環境に入っていってください。
プレッシャーに耐えられなくなったら、、
ただ、どうしても、プレッシャーに耐えられなくなったらこの言葉を思い出してください。
「会社の中で一番給料が低いんだから、仕事できなくてもいいじゃん」
僕は、この言葉をかけてもらって楽になれました。
挨拶だけはちゃんとやろう
あと、1年目であれば、成果よりも人に好かれることを大事にした方がいいです。
あなたと一緒に仕事をする人は、仕事ができる人よりも一緒に仕事がしやすい人を求めています。
仕事がしやすい人とは、挨拶ができる人、可愛げのある人、素直な人、終わっていなくても締め切りまで成果物を出せる人のことです。
それに加え、以下6つの挨拶がきちんとできれば1年目としては合格です。
「おはようございます」
「申し訳ございません」
「おつかれさまです」
「ありがとうございました」
「(おごってもらった時、外で待ち構えて全力での)ごちそうさまでした」
「(飲み会の翌日の)ごちそうさまでした」
ボク、仕事全然できなくて、挨拶くらいしかできませんでしたけど、なんとか1年くらいは社会人を続けられました。
そんなヤツでも何とかなったんですから、大丈夫です。気楽に考えて社会人生活を迎えてください。
ではまた!(提供:らふらく(@TwinTKchan))