ITベンチャーがブラックだと思う理由

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一般的なイメージとして、ITやWeb系のベンチャー起業はブラックと言われます。それは、事実だと思っています。では、なぜいベンチャーはブラックになってしまうのか、その理由を書いてみます。

羽生さんが以前おっしゃっていた、高速道路に関する話をもとに説明していきます。

ITベンチャーはスキルの渋滞が起きやすいからブラックに

羽生さんは以下のように語っています。

「ITの進化によって、将棋のスキルを高める近道となる高速道路が敷かれた。それを利用してある程度のところまで皆が進めるようになった。しかし、ゴールへはたどり着けず、途中で大渋滞がおきている」

インターネットの普及により、将棋を学べるサイトが増えて学習の手段が充実しました。それに伴い、本人次第では、爆発的な成長スピードで上達する事が可能になった事を例えたものです。

羽生さんが将棋を学んだ時代から見れば、環境が大きく整っているとのこと。(当時とは、学習のスタイルが全く違う)

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誰もがプロの手前まで到達することはできるが、、

しかし、高速道路で到達できるレベルには限界があるのです。アマチュアの中で突き抜ける事はできますが、プロとして食っていくには十分ではない、つまり、誰もがある程度のレベルまではたどり着くが、そこで停滞してしまうのですね。

羽生さんはこのようにも語っています。

「確かにそのレベルまでは一気に強くなれるのだが、そこまで到達した者たち同士の競争となると、勝ったり負けたりの状態になってしまい、そこから抜け出るのは難しい。

一方、後ろからも高速道路を駆け抜けてくる連中が皆どんどん追いついてくるから、自然と大渋滞が起きる。最も効率のよい勉強の仕方、しかし同質の勉強の仕方で、皆が、高速道路をひた走ってくる。

結果として、その一群は、確かに一つ前の世代の並のプロは追い抜いてしまう勢いなのだが、そうやって皆で到達したところで直面する大渋滞を抜け出すには、どうも全く別の要素が必要なようである」

つまり、こういう事ですね。

インターネットの高速道路化による分布

インターネットにより、多くの人が学べるようになれば、それだけみんなの能力が均質化してしまいます。結局、プロとアマの間には越えられない壁があり、そこを超えるには他の人以上の努力と方法が必須になると。

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ブラックなITベンチャーで壁を超えるために必要なこと

その壁を越える方法として、この記事を書いた梅田望夫さんは著書「シリコンバレーから将棋を観る―羽生善治と現代」でこのように語っています。

超一流 = 才能 × 対象への深い愛情ゆえの没頭 × 際立った個性

「特に「際立った個性」の強さが、最後の最後に紙一重の差を作り出す源となるのである。そしてそれは、どんな分野にもあてはまる普遍性を有する。

私は、これからの時代の「超一流」を目指すとは、突き詰めればこういう事なのではないかと思うに至ったのである。」

こうした血のにじむ努力が必要だからこそ、ITベンチャーはブラックだと思うのです。他の業界だと、のほほんとやっていれば、なんとか定年まで働けます。

しかし、ITベンチャーは違います。スキルの差別化をするために、努力し続けなければいけないのです。これって、人によってはブラックに見えてしまうでしょう。

Web業界にも起きている高速道路渋滞

これは、Web業界にも当てはまる事です。特にエンジニア。

現在、プログラミングは、ドットインストールなどの動画サービスのおかげで、敷居が低いものになっています。Xcodeにおいても、Storyboard機能により、画面生成が一気に楽になりました。(初心者でもiPhoneアプリが作れるように)

Objective-Cという難解な言語を用いずとも、Titaniumなどのツールを使えば、Android、iPhoneアプリだって作れます。もっと言えば、GitHubで公開されているコードをちょっといじれば、誰でもアプリをつくれてしまうのです。

こうした、プログラミングの高速道路により、アプリを形にできるスキルというのが一般化し、なんちゃってエンジニアがどんどん増えています。

なんちゃってエンジニアがブラックなITベンチャーでやっていけるだろうか?

しかし、ここでも大渋滞が起きているのです。これから、ガチでプログラマとして食っていくには、「アマチュアのトップ」にいるだけでは不十分で、プロの壁を越えなければなりません。

この壁を越えるには、アプリケーション層だけではなく、他の分野にも精通していなければならず、尋常ではない学習量が必要になります。

どうですか?

これもまた、人によってはブラックに見えるでしょう。ITやWeb業界のベンチャーではこんなことが起きているんです。

ブロガーの間でも発生する渋滞

現在、WordPress、アメブロ、livedoorブログなどが普及し、誰もがブロガーと名乗れるようになりました。ブログだけで食っていくという選択肢も1つとして考えられます。しかし、ブロガーとして生計を立てていられる人はほんの一握りです。

どうしてでしょう?

イケダハヤトさんとお話しさせて頂いたときにも、出た話題なのですが、Adsenseなどで一定数のブロガーは、お小遣い程度の収入を得る事ができるようにはなった。

しかし、プロとして食っていけるレベル、つまり突き抜けるにはクリアしなければならない条件がある。その条件とは、炎上耐性だったり、批判を恐れず自分がもつ汚い感情を書いたり、己をさらけ出したり(実名ブログ)とさまざま。

さらに、以下の条件をクリアして初めて、プロブロガーになれるのです。

・レッドオーシャン化していないブログネタを書く(iPhoneなどApple製品、アプリレビューはきつい)
・情報の希少性を出す(ブルーオーシャン)

「ITベンチャーのブラックさ」を理解した上で就職・転職しよう

結局、覚悟はあるか?というよくある話に落ち着いてしまうと思います。覚悟を持つには、その分野への異常なまでの情熱が必要です。その道で食べていきたいなら、強い情熱を持てるか考えてみて下さい。

情熱を持てるようであれば、ITベンチャーの就職を目指してみてください。その際は、転職求人サイトのエージェントに相談すると、内部情報や現場のリアルな話しを聞くことができるので、おすすめです。

ITベンチャーがブラックだと思うなら、他の業界で輝こう

また、ITベンチャーがブラックできついなと思った方は、ほかの業界で働くことを考えましょう。仕事する場所はIT・Webだけではありません。自分にあった場所は他にもあります。

ですので、自分に合う職場を見つけるためにも、まずはエージェントに相談しましょう。彼らは仕事探しのプロなので、のぞみに適した職場を提案してくれます。

また、エージェントサービスだと、「ワークポート」がいいです。ワークポートには業界を経験してきたエージェントがいるので、リアルな体験談をもとに、話をしてくれます。

一度、相談してみるとわかるはずですので、試してみてください。夜遅く、休日も面談可能なので、ぜひ。

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