冬ですが、ヒヤッとする怖い話を。
就職活動をしていた2011年、怖い大人に200万円の就活支援サービスをおすすめされた話です。
学生はこういう悪い大人に引っかからないように気をつけましょう。
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【では僕の体験談へ】就職が厳しくて支援サービスが乱立した時代
話の発端は、起業家の交流会でとある女性に出会ったこと。
当時、ハイパー意識高い学生だった僕は、起業家でもないのに、そういうところに顔を出してたんですね。
そこで出会った女性は、就活支援事業を行っていて「ウチの会社には尊敬できるボスがいるから来てくださいよ」とのことで、オフィスに遊びに行くことに。
当時は、就職活動が大変ということもあり、少しでも参考になれば助かる、ということで行くことにしたんです。
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交流会には詐欺師、怪しい人がいる
なお、交流会には女性の補佐らしき男性もいて、笑顔が素敵な爽やかな方でした。
ここまでは、何の疑いもなく素敵な社会人との出会いを喜んでいました。
そして後日、ワクワクしながらオフィスを訪問することに。
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うさんくさいサングラスのボスが待っていた
オフィスは東急東横線の外れの方にある駅。
いざ、オフィスに行ってみるとプチショックが。なんともみすぼらしいオフィスで、勢いのあるベンチャー感は全くなし。
そこには、交流会で出会った女性と男性に加え、ボスらしき男性が。彼は、50~60代くらいでサングラスをかけていました。

薄くて中身のない話を聞かされた
そこでは、軽い挨拶をした後、「就活に役立つと思いますから、ボスの話を聞いてみてください〜」ということでサングラスの話を聞くことに。
そこで話された内容がまあひどかった。
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よくある「リクナビ=悪」という極論をぶつけてきた
まず語られたのが、就職活動のゆがみ。よく聞く「リクナビが就活をダメにした」という話を始めたのです。
そのロジックは「リクルートが企業から掲載料をもらうために、リクナビを始めて、
それによって企業と学生のミスマッチを引き起こし、学生を苦しめている」というもの。
この話をドヤ顔で語ってきたのですが、これって就活生の間ではよく知られた話だったので、この時点で「こやつは浅いな」と思い始めていました。
理不尽な説教も始まった
その後も、浅くてどこかで聞いたような話が続き、僕は早くも帰りたくなっていました。
そんなムダな話が続いた後、突然の転調。
なんと、僕への説教が始まったのです。
その内容は、「お前は甘えている」「話の理解能力がない」など理不尽なもの。
それに逆らうのもバカらしいので、「はい、はい。すいません」と適当に受け答えし、サングラス野郎のセッションは終わりました。
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謎の「僕たちが支援しますから大丈夫bot」発動
この時点で帰れるかと思いきや、まさかの爽やか男性のセッションも始まってしまいました。断るのが苦手な僕としては、これも受けてしまうことに。
そこでは、延々と「いまの就活は大変なんですよ」「でも、大丈夫ですからね。
僕たちが支援しますから」という言葉が繰り返されました。
何を言いたいのかわからずにイライラしながら話を聞いていましたね。
最後に料金を告げられて絶句
そうして、爽やか中年の話も終わり、最後に女性から話があるということで、彼女の方へ向かいました。
そこには、衝撃の結末が待ち構えていたのです。
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「200万円で就活支援を受けられますよ!ぜひ!」←は?
女性から語られたのは、「私たちの就活支援を受けませんか?」ということ。
この時点で、ブチ切れ寸前だったのですが、あまりにも不可解な展開に怒りを通り越して「無」になっていました。
悟りってこういうことを言うんでしょうかね。
ありえないので、速攻で帰りました
そして、サービスの内容を語られて最後に料金も聞きました。その価格設定に呆れましたよ。
だって、「200万円です」ってありえないことを言うんですもん。
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新手のドッキリであってほしかった。。
この時は返す言葉が見つかりませんでしたね。
この時ばかりは、新手のドッキリかと思い、どこかに隠しカメラが無いか探しちゃいましたよ。
ホントありえない話だったので、さすがに「いらないです」と答えました。
しつこい勧誘があれば警察へ
それでも、女性は「鈴木さんのためになると思うんですよ。ぜひ」と勧めてきたのです。
もう、これははっきり言わないとアカンと思い、「絶対に要らないです。この後に予定があるので失礼します」とその場を後にしました。
帰りに電車の悔しさは今でも覚えてますね。就活時代の一番の黒歴史ですよ。
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就活塾は知人の口コミを参考に
なお、最近では東京だけでなく、大阪や福岡などの大都市でも就活塾ができているようです。
それらも僕が東京で経験したのと同様に、見極めが必要なので、入りたいのであれば友達やネットの口コミを参考にした方がいいです。
ちなみに、僕は就活塾とまではいきませんが、NPOが主宰する有料の就活講座に参加していました。
受講料は数万円と安くなかったですが、友達が「いいよ!」と言っていたので、参加することに。
まともな就活塾もある
結果、内定を得られたし、つながりもできたので、非常に満足しました。
こうした経験から、塾は友達の口コミを信用するのが一番と知りました。
なので、塾を使うのであればこういった事実は覚えておきましょう。
不安を煽る就活塾(詐欺)に注意
では、本題に戻ります。
僕が経験したことって、たぶん珍しいことじゃないと思うんですよ。特にリーマンショック以降数年以内の就活は情勢が厳しく、苦戦した人が多かったです。
そうしたこともあって、就活支援サービスが乱立したんですよね。塾とかめっちゃありましたからね。その料金体系のエグさが話題にもなりましたし。
僕が受けた高額勧誘もそこいらであったんじゃないですかね。就活生の不安を煽って。
当時は、学生のうちに就職が決まらずに既卒で就活をしている人が、特集された時期でもありましたから。
既卒就活はもう大変じゃない。心配いらない
特集で語られていたのは「既卒就活が大変であること」「在学中に就職を決めなければヤバい」ということ。これもあって、就活塾に入る人も多かったんですよ。
だから、当時は就職支援で儲けた人が結構いたんじゃないですかね。
でも、今って「既卒」に対して寛容になっているし、大学を卒業していても採用されるケースが増えています。
求人倍率も上がっているし、既卒でも就職できる環境は整っています。
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企業をしっかり見極めれば就職できる
あと、そもそもですが、僕が就活していた11新卒、13新卒と違い、今は学生が有利な時代になっています。
僕らの頃と逆で、企業が採用に苦戦しているんですよ。だから、学生探しに苦戦しているホワイトな優良企業を探せば、満足して就職できます。
で、そういった企業の探し方ですが、その際は就活のエージェントに頼るといいです。
リクナビで調べてるだけじゃ不十分
エージェントというのは、代理人のことで採用したい企業と就職したい学生をつないでくれます。
これは転職の世界では有名なんですが、それが最近就職活動にも降りてきました。
その理由は、先ほど書いたように「企業が採用しづらくなり、より密に学生とコミュニケーションをとることが必要になったため」でしょう。
実際、僕は転職活動でエージェントを使いましたが、自分に合いそうな企業をおすすめしてもらうことで、そこに興味を持てるようになります。
それまでは自分で探して、年収などの条件だけを見て、会社のことを理解できていなかったんですが、エージェントを解すと会社の特徴も教えてもらえて興味も持てました。
企業探しの手間が省けるので楽
あと、企業探しに割く時間が減るのも大きいですね。特に、学生であれば、いろんな企業をリクナビを使って見極めるのは難しいです。
実際に働いたことがないし会社の様子をイメージできませんからね。
また、周りに社会人の知り合いも少ないはずなので、各企業の評判も聞けないんですよ。
だから、リクナビなどのサイトで判断するしかない。
でも、載っている情報は大体同じで、判断基準は「有名かどうか」です。
そんな状態ですから、知られていない良い企業を探すのは難しいのです。
>>隠れ穴場企業がわかる!「業界内では有名なホワイト企業」を学生は知らないよね?その企業を教えるよ
プログラミングを学んでおくといいですよ
就活では、スキルを身につけておくとアピール要素が増えて有利になります。
ぼくも就活の時は、プログラミングを学んでサービスを作り、それをアピールして上場企業から内定をもらえました。
なので、ぼくはプログラミングをおすすめします。(変な就活塾に行くより何百倍も効果的です)
>>初心者時代、プログラミング独学に挫折したぼくが正しい勉強法やおすすめサイト、本まとめとく
追記:リンクアイ、ホワイトアカデミーは怪しくない
あと、「リンクアイ 怪しい」「ホワイトアカデミー 怪しい」というキーワードでこの記事が読まれているんですが、その会社は怪しくないです。
リンク・アンド・モチベーションという会社の就活支援会社だそうでうs。
セミナーを開いて社会人が使う考え方とかを教えてるみたいですね。
就活塾の悪評、噂、被害も知ろう
就活バブル 学生狙う怪しい商法が続々 :日本経済新聞 http://t.co/QsobMEyC 電話を使った商材販売やアポイント取りといった内容の仕事。就活生から7000円をもらったうえ、この仕事を「就活のための勉強」として、就活生にやらす。こんな「就活塾」があるらしい。
— 渡邊博己 (@HIROMIWATANABE1) 2013年1月30日
学校の近くにいた就活塾の勧誘に引っかかった。東北なまりでいい人そうだったんだけど、アンケート用紙に電話番号かかなきゃだったから、嘘の番号と偽名使った。初めて偽名使ったよ(^^;)陽子\(^o^)/
— haruposo (@haruposo_t) 2011年7月16日
社会に一杯、詐欺はあるけど
基本的な詐欺の見分け方は直感と、自分の情報は価値アピールして押し付けがましいやつに注意する事
あなたにだけ情報を教えてるんだよアピールが強い
情報以外に取り柄ないんだろうね
彼らは就活でも怪しげな就活塾多いからお気をつけくださいまし
— 大手求人速報垢(きゃりあ屋ゴリラ) (@OkazuMo) 2016年1月14日
就職エージェントが無料である理由
なお、ジェイックのように学生が無料でもビジネスが成り立っているのは、エージェントが企業からお金をもらっているからです。
そのお金は採用のお手伝いの代行料金、手数料としてもらうことになります。
なので、学生は「無料だから、、」ということで怪しむ必要はありません。
>>定着率94%!隠れホワイト企業を紹介してくれるジェイックでは「高卒から事業部長になった事例」も生まれてるよ