恒例のM-1予選レビューです。本日は、「ダンビラムーチョ」というコンビの漫才。
畳み掛けが特徴的な漫才です。ダークホースになると思ってます。注目してみてください。
89世代、大学時代の友人らしい
ボケの大原さん(立ち位置:左)、ツッコミの原田さん(右)によるコンビ。僕と同じ89年生まれらしいです。東京NSC16期とのことで「フレミング」、「ゆにばーす」と同期。
ちなみに、2人は大学時代の友人とのこと。M-1では、「大学時代の友達と漫才やってます」「幸せです」がつかみでした。
出てきた瞬間、どんな漫才するのかなーと思っていたのですが、開始30秒で衝撃を与えてくれました。スタイルとしては、コントに入る形式の漫才。
コントの設定は、「カツアゲされるおじさん」。大原さんがおじさん役、原田さんが若者役です。
ここで、輝いてたのが大原さん。動画を見てわかるように、声が通るし、いい声なんですよね。それが生きてるんです。
大原さん演じるおじさんが、カツアゲに対してブチ切れるんですが、その際、カツアゲする若者の姿勢を徹底的に論破するんです。
この姿を見て、NewsPicksにいがちな意識だけ高くて、難しい言葉を使って長文を書きたがるおじさんを思い出しました。
そんな風にして、若者の間違った姿勢に真剣に怒るボケを繰り返すんです。「警察?呼ぶと思うか、呼ぶわけないだろ。君のために血税を使うことになるからな!」とかツボりましたね。
さらに、おじさんはエキスパートし、他の人にも同じ語り口で、絡みまくって最後にツッコミの原田さんが「いい加減にしろ」のオチ。
「血税」のくだりから、最後の畳み掛けまで会場をボカンボカンと笑わしていた漫才。僕も涙が出るくらい笑っていました。
この辺は、M-1最適化されている感じがしたので、準決勝進出も夢ではないのでは?なんてことを思いました。
ただし、ツッコミが弱いので、決勝はどうかな?という感じです。いづれにせよ、芸歴も5年くらいでまだ若いので、これからに期待なコンビ。
同世代として応援したいですね。ということで、皆さんもこの機会に覚えておきましょう。