DIYで空き家活用を考える際は「負の遺産を引き継ぐこと」を忘れちゃいけない

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広島県の尾道にて、DIYによる空き家活用で安く家を手に入れた人に話を伺ってきました。

答えてくれたのは漫画家のつるけんたろうさん。『0円で空き家をもらって東京脱出!』を描いた方です。

尾道には、この漫画を読んで、つるけんたろうさんに会いに来る人が多く、中には空き家活用を夢見て訪れてくる方もいるんだとか。

それくらい空き家活用に関して有名なつるさん。

しかし、彼は一般人に空き家をおすすめしないと言います。そこには納得せざるを得ない理由がありました。

昨今の空き家ブームで、「簡単に家が手に入るなんて最高!」と甘く見ている人は絶対にこの事実を知っておきましょう

住める状態までかかったのは50万円だったが、、

空き家活用の大変さに気づいた「あなごのねどこ」
(インタビューで利用したゲストハウス「あなごのねどこ」)

まず、つるさんの実績を書いておきます。彼は50万円で住める家を手に入れました。

そこまでに必要な段階を分けると以下のようになります。

1 空き家を手に入れる
2 譲渡、登記
3 改修

つるさんは空き家をタダで譲り受けたので、1に関する費用は0。

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譲渡の手続きは役所を通す必要あり

ただし、人から譲り受けたものなので、ちゃんとした機関での手続きが必要だったようです。(譲渡など)

そこでかかった費用(2の手続き)は20万円程度。さらに、改修でかかった費用は30万円だったそうです。

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助成金があるからこそ安く回収できたが、条件がある

ここで忘れてはいけないのは、空き家改修で行政から助成金が出たこと

助成金をもらうためには条件をクリアしている必要があるらしいので、改修にはもっとお金がかかると思っておいた方がいいです。

空き家助成金には条件がある

ここまで来て、やっと空き家に住める状態になるのです。しかし、これで一件落着ではありません。

空き家は改修と一生向き合っていく必要がある

空き家改修の場合、住んでからも作業を続けていく必要があるんですね。

空き家活用に成功したように見えるつるさんでさえ「まだ改修途中」と語っていました。

しかも、腕のない人であれば改修にもっとお金がかかるようです。

ものづくりが好きじゃないと自分でリフォームは無理

漫画からもわかるように、つるさんは物作りが好きでDIYのスキルが高いです。だからこそ、改修のコストを抑えられました。

しかし、そうしたスキルを持っていない人なら住むまでの改修にもっとお金がかかるし、その後の運用に伴う改修コストも多くかかります。

こうしたこともあって、つるさんは「空き家はおすすめできない」と語っているんですね。

軽すぎる気持ちで空き家に手を出すのは危険なんです。

家を済んだ後、家のスペースを資産にして稼ぐ方法

あと、家を手に入れた後は、家の中のスペースを有効活用して収入を得られるサイト「モノオク」も知っておきましょう。

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このサイトを使うことで、不動産的に収入を得られますし、荷物を預ける側としても使えますので、まずは無料登録してみてください。

移住者のリフォーム体験談

あと、「軽い気持ちでDIYは危険」という意見は他の人からも聞かれました。漫画にも登場した移住者のN上さん(奥さん)です。

広島県尾道市に移住した大工さん

奥さんは、「あなごのねどこ」でスタッフとして働いているのですが、つるさんと話をしているときにリアルな声を聞かせてくれました。

空き家は難しいからアパートに住んだ方がいい

N上さんの家は空き家を活用したもので、船大工である旦那さんが改修してくれたそうです。

N上さんのお話で印象に残っているのは「旦那さんが(物作り)好きだから改修して空き家に住めたけど、そうでないと厳しい」というもの。

前述したように、空き家改修にはスキルが必要です。それに加えて、作業が好きであることが必須なんですね。

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(尾道の山手と言われるエリアにある家。ここに空き家が多い(古い)。坂道がきついのも特徴)

空き家に住むのは終わりなき旅

さらに、「空き家に住むことは終わりのない旅」との名言も残してくれました。

それは、家に問題があるたびに直す必要があり、一生作業していく必要があるから。

こうしたこともあって、奥さんは実家(北海道)に帰ると「なんて便利な家なんだ」と思うことがあるそうです。

空き家は不便なところも多い

そもそも、N上さんの上は旅館だったところの一部を改修しています。だから、不便でおかしな所がたくさんあるといいます。

例えば、台所がない。風呂が大きい、お湯を溜めるのに時間がかかるなど。

最初の方はインフラがしっかりしておらず、ガスの給湯器から出るお湯で体を洗っていたこともあったそうです。

空き家には改修以外でもネックがある

さらに、空き家に住むことで考えたいのは改修以外の部分です。それは虫や生き物。

尾道の空き家が多いエリアは坂が多く、ガチで自然を感じられる地域です。そうした地域には虫や変な生き物がたくさんいます。

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(尾道の空き家が多い地域。自然いっぱいということは。。アレもたくさん。。)

虫が苦手な人は空き家無理

例えば、ネズミ。最初のうちは驚きまくっていたようですが、最近は小慣れてきたそうです。(台所までのの通路でしとめるのが最近の流行りらしい。笑)

虫だと、ムカデなどが出るそうです。この件に関しては、つるさんと2人で殺す方法を熱く議論していました。最近だと、凍らせる便利なツールがあるらしいです。

さらに、G(あえて名前は出しません。黒いやつです)も出るそうです。N上さんは北海道出身なので、Gを見たことがなかったそうですが、初めて見たときの衝撃は相当なものと話してくれました。

自然への耐性がないならマンションに住もう

他にも、クモは虫を食べてくれるから無視。哺乳類はきつい、ムカデは人を刺すから絶対殺すなどの「尾道空き家メソッド」を語ってくれました。

こうした恐ろしい事実があるため、DIYのスキルのない人や虫、生き物への耐性がない人はマンションやアパートに住んだほうがいいと力説してくれました。

実際、尾道にも平地はあって、マンションなどもあり、少し離れた島には住宅地が広がっているそうです。

空き家に住むということは「負の遺産を引き継ぐ」ということ

2人の話を聞いてみて、一番印象に残ったのはつるさんの「負の遺産を引き継ぐわけだから、覚悟が必要」という言葉。

よく考えれば当然ですが、長年空き家だったということはなんらかの問題があるわけです。

それこそ「負の問題」ですよ。空き家に住むということはそうした「負の遺産」を引き継ぐということなんです。

空き家のデメリット、リスクも知ろう

最近は、空き家に対する取り組みも盛り上がってきて、ポジティブな面も取り上げられていますが、「空き家は空き家」です。

現実的に考えると、古くてさびれた家です。改修が必要だし、そこにはDIYのスキルも必要です。

空き家はただの古い家

空き家を活用して家を手に入れるコストって高い

さらに、空き家がある地域はたいてい山の中なので、生き物や虫にも耐えなければなりません。

そうした事実があるのですから、空き家に対して夢を抱いていた人は一度冷静になってみてください。

改修の手間、コスト、運用のめんどくささ、虫へのストレスなどを考えたら、マンションやアパート、普通の家に住んだ方がいいのです。

賃貸アプリでリノベ物件を探す

あと、最近だとリノベーション(改築・改修された)物件が全国にあり、賃貸アプリでも探せるようになりました

なので、リノベーションするのでなく、そういった物件に住むという選択肢も知っておきましょう

リノベーション物件を探せるサイトもある

ここまでの説明で「セルフリノベーションは無理」と思った方は、リノベーション物件を探せるサイトをチェックするといいです。

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ここだと、プロがリノベーションしてくれた物件(家)を探せるんですよ。

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空き家に格安で済む方法もある

さらに、手厚いサポートもしてくれますから、安く住める家を探してる方はサイトを使ってみるといいです。

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