わかりやすい文章を書くために必要な7つの要件

伝わる・揺さぶる! 文章を書く』という本で紹介されていた、きちんと機能する文章を書くために必要な7つの要件が参考になったので、紹介します。文章力を上げたいブロガーさんは必見ですよ。

人を動かす文章を書くにはテンプレートがあるのです。

1.意見 ――あなたが一番言いたいことは何か?

1つ目が意見。どの文章も主張がなければ、相手に刺さるものにはなりません。こうした基本が第一の要素です。

文中に、あなたの頭を動かして考えた、あなた自身の見解・意志を明確に打ち出すこと。

 

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2.望む結果 ――だれが、どうなることを目指すのか?

 
目的の事ですね。目的が明確でなければ、文章の筋がブレてしまいますからね。重要です。

文章が機能した果てに紡ぎ出したい状況を、できるだけ具体的に描くこと。

 

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3.論点 ――あなたの問題意識はどこに向かっているか?

 
1、2とごっちゃになりやすいのですが、論点について本書で違いが詳しく説明されています。

論点とは、文章を貫くあなたの問題意識だ。あなた自身と読み手、双方の問題関心から、ずれていない論点であること。また、問題意識が低いと、導き出す結果もそれなりになってしまう。

文中にあなたが提起している「問い」は、良い価値を生むものになっていること。

 

4.読み手 ――読み手はどんな人か?

「ブログの稼ぎ方」をブログ始めたての人と、始めて3年以上の人に書くのでは内容が大きく異なりますからね。しっかりターゲットを明確にしましょう。

望む結果を得るために、だれに書けばよいかを考え、最も適切な相手に向けて文章を書くこと。また、その読み手はどんな人かを知り、理解すること。どんな興味・問題関心・背景を持っているか、現在の状況はどうか。

あなたの書くものは読み手に、興味を抱かせられるか、どんな意味があるか。読み手にフィットした内容である、もしくは読み手の個人差を超えた普遍的な内容であること。

 

5.自分の立場 ――相手から見たとき、自分はどんな立場にいるか?

例えば、「月間100万PVのブログを運営している者です」と言うのと「月間1万PVのブログを運営している者です」と言うのでは相手に与える印象が変わってきます。

記事の内容に応じて、立場を明確にしましょう。

自分は、相手からどのような人物と見られているか。信頼されているならば文章は有効に働き、不信感を持たれていれば効力は低い。結果を出すためには、自分というメディアの信頼性・影響力を上げていかなくてはならない。

初対面の相手や、自分との信頼関係がまだない相手なら、頭のところで、相手との関係性をよくする内容や、自分というメディアの信頼性を示す自己紹介を加えるなどの工夫が必要だ。

6.論拠 ――相手が納得する根拠があるか?

主観的な意見だけを書いても相手を納得させる事はできません。しっかりとした根拠を用意しましょう。 

自分の主張の正当性を示す根拠が、しっかり筋道立てて述べられ、相手にとって納得のいくものになっていること。文章の説得力は「論拠」から生まれる。  

7.根本思想 ――あなたの根本にある想いは何か?

 
読み手に影響を与えるのは、文章の上手さでなく自分の根本にある思いだったりします。相手の心を揺さぶるためにも、心から思っている事を書きましょう。

根本思想とは、文章の根底にある書き手の価値観・生き方・想いだ。尊敬、侮蔑、感謝、憎しみ、怒り、依存、エゴなど、文章を支える想いは、言葉に書かずとも、如実に表れてしまう。

文章は、この点で甘くない。自分の想いや生き方にうそのない文章を書くこと

7つの要件の中でも特に大切な3つ

さらに、上記7つの中で特に大事な3要素が語られています。

7つの要件のうち、実際に文章を書く上で、基本となるのが次の3要素だ。  

1.論点 何について書くか。自分が取り上げた問題。  

2.論拠 意見の理由。  

3.意見 自分が一番言いたいこと。1に対する結論。  

これは、日常で書くメモから、論文までかなりの範囲をカバーする文章の原則だ。

そして、3要素を具体例を交えて説明するとこうなります。

論点 夫婦別姓を認めるべきか?  

論拠 現状では、男性側の姓になるのが9割強で、家名の存続や職場での呼び名の変更などを巡って、女性側にリスクがかかり過ぎているから。  

意見 私は夫婦別姓を認めるべきだと考える。

 

また、別の例も。

保育園の保育士さんへの次のようなメモも、3要素に分解できる。   

今日、うちの太郎は微熱があります。この時期よくあることで心配はないのですが、大事をとって、外での運動のみ休ませてください。  

論点 本日、太郎への対応をどうしてほしいか?  

論拠 微熱があるので。  

意見 外での運動だけはさせないでほしい。  

つまり、「論点 = 取り上げた問題」「意見 = 言いたいことと」「論拠 = その理由」だと言うのです。そして、これらを文章で意識すると相手に言いたい事が伝わり、心を揺さぶる文章になるんだとか。

このように、相手の心を動かす文章を書くためのノウハウが詰まった本書。他にもためになる学びをたくさん得られますので、読み手の心を揺さぶる文章を書きたいと思っている方は読んでみて下さい。

ではまた!(提供:らふらく^^

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