海上自衛隊では曜日感覚を忘れないために金曜日にカレーを食べる、GC1グランプリなど『自衛隊のごはん』は奥が深い

自衛隊でどんなものが食べられているか綴っている『自衛隊のごはん 海上自衛隊 呉・佐世保編 プロローグ』に衝撃を受けたので、紹介します。

なお、「自衛隊のごはん」はシリーズ第三弾のようで、本作では海上自衛隊を取材しています。取材先は、長崎の佐世保地方隊と広島の呉地方隊。取材先での情景を淡々と綴るシュールさをぜひ堪能してください。

なんか孤独のグルメっぽくて、つい惹き込まれてしまいますよ。

自衛隊の「食」を淡々とシュールに綴る

まずは、こちらのシュールなやり取り。(以下は、佐世保地方隊の長嶺三佐への取材)

長嶺三佐は大きく頷いた。

「食事については、佐世保ではカレーに力を入れてます。海上自衛隊では毎週金曜日のお昼はカレーが出ます。旧海軍のときは土曜日の昼でしたが、週末にカレーを食べる、というのは古くからの伝統です。

また、ついこの前、横須賀で第二回『GC1グランプリ』という、GCというのは〝護衛艦カレー〟の略なんですが、護衛艦のカレーを食べ比べる、という催しがありまして、佐世保でも昨年末に第一回『GC1グランプリ』を行いまして、護衛艦「さわぎり」の『牛すじ入りイカ墨カレー』が一位となりました。

という経緯もありますので、本を書かれるのであればカレーに着目されると面白いんじゃないでしょうか」

『GC1グランプリ』という存在も知りませんでしたし、GCの略語も秀逸です。『牛すじ入りイカ墨カレー』も食べてみたいですね。

そして、こちらもシュール。(以下は佐世保で、海軍カレーを食べに行った時の話)

博多バスセンターから高速バスに乗り、午後の早い時間には佐世保駅に辿り着いていた。

明日の朝六時過ぎに、佐世保基地業務隊の警衛所に出向く手はずなので、本日の予定は何もない。  

私は海軍カレーのお店を発見した。長崎は軍港として栄えた歴史があるため、カレーに限らないが、軍事にまつわる飲食店も多い。  

なんとこの店のオーナーは、海上自衛隊のOBで、現役時代は艦艇の調理員長をされていたらしい。  

店内に入る。早速「海軍カレーをひとつください」と注文する。  

数分で海軍カレーがやってきた

ホント淡々としてますよね。まさに「男の文章」って感じです。

ちなみに、こちらが海軍カレー。
自衛隊の食事を淡々と綴った本がシュール
すごく美味しそうですね。
自衛隊の食事を淡々と綴った本がシュール
と、こんな感じで佐世保地方隊近くのカレー屋さん紹介も。(こちらのお店は閉店してしまったようです)

なお、海軍で金曜日にカレーを食べるのはこんな理由があるからだそうです。

金曜日にカレーを食べるのは、洋上で曜日の感覚を忘れないため、というのが理由の一つだが、陸上施設の隊員食堂でも金曜日はカレーを食べる。  

曜日感覚のなくなる海上で、いま何曜日か把握しておくために決まった曜日にカレーを食べるのだとか。これ、会話の種になりそうですね。

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佐世保基地にある食堂でのメニューも紹介されている

さらに、食堂でのメニューも本書に登場します。佐世保基地にある食堂ではおいしそうな料理が食べられるみたいです。

こちらはある日の昼食。
自衛隊の食事を淡々と綴った本がシュール
カレー好きですね。

さらに、こんな昼食も。
目次で「《具沢山で麺が見えない塩ラーメン》」と評されているラーメンについて。
自衛隊の食事を淡々と綴った本がシュール
右下のが《具沢山で麺が見えない塩ラーメン》みたいです。

それにしても、体力仕事だけあって結構なカロリーを摂取するんですね。タフなお仕事ですからね。

本書では、他にも様々なメニューが紹介されていました。これらは普段知ることのできない情報ですので、非常に興味深かったです。

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秀逸な目次を使った本編も面白そう

なお、今回紹介したのは『自衛隊のごはん 海上自衛隊 呉・佐世保編』のプロローグで、本編はまた別で出版されています。その目次がプロローグ内で紹介されていましたので、載せてみます。

佐世保編  第一章 「以前はホテルの調理場で働いてました」佐世保基地の調理員長  

第二章 「献立は、肉と魚を交互に」佐世保教育隊の栄養士  

第三章 「ドッグフードを食べた経験はないです」佐世保警備隊の警備犬係  

第四章 「オープンは四四年前」佐世保倉島厚生センターの喫茶フェニックス  

第五章 護衛艦こんごうと、ある米海軍提督のつながり  

第六章 「人気メニューはカレーとパスタ系です」こんごうの調理員長   呉編  

第七章 女性自衛官は味噌汁が好き? 呉基地業務隊の隊員食堂にて  

第八章 「キャラ弁は時々です」呉基地業務隊の女性自衛官  

第九章 「当艦で撮影する価値があるものは――」訓練支援艦てんりゅう  

第十章 「潜水艦は、夕食が二三時です」いそしおの調理員長  

最終章 「食パンが恋しい」いそしおの水測員

どの章も見出しが秀逸で、読んでみたいものばかりです。特に「ドッグフードを食べた経験はないです」なんかは反則レベルで良い見出しだと思います。

こうした普段は触れることの無い希少なグルメ情報、友人との会話の種になること必至ですので、興味のある方は是非読んでみてください。面白いですよ。

ではまた!(提供:らふらく^^

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