新規読者を獲得するにはネットに詳しくない人のために記事を書く事が重要です。そのためにはネットの内輪観や話題になっている事を無視する姿勢も必要です。
新規読者が入りにくいブログになっていませんか?
今回も「Chikirinの日記」の育て方からの学びです。
参照:想定読者を獲得するために最適な手段を!ちきりんさんのブログ戦略が参考になる
ブロガーのほとんどはWeb上で日記を書いているくらいですから、インターネットやWebサービスに詳しい人でしょう。それ故、関心ごとはWebサービスやネットで話題になっている事など一般の人からすると、マイノリティな分野になってしまいます。
そうすると、大衆的にはマニアックとされる記事を書いてしまう事になるのです。それ故、新規読者となりうる人たちが入りにくいブログになってしまいます。
ちきりんさんはこの件に関して以下のように語っていました。
ブログの内容についても同じです。ネット上では定期的に「匿名か実名か」といった議論が起こります。またつい最近まで「ノマド的な働き方は有りか無しか」といった論争も盛り上がっていました。
ですが、私の知る限りこんな論争は、リアルな社会ではまったく行われていません。ランチタイムの雑談や、会社帰りの飲み会で、こんなことを話題にしている人はいないのです。
それなのに、そういったテーマばかり頻繁に取り上げていたら、一般読者の方からは「なぜちきりんは、こんなトピックについて熱心に書いているのか?」と不思議に思われてしまいます。
それが続けば、「この人はネットの中の人だ。自分たちとは関心分野が違う」と判断されてしまうのです。
ネット上での活動期間が長くなると、「ネットで話題になっていることが、世の中で話題になっていることだ」と思いがちですが、まだまだそんなことはありません。
今後、新たに私のブログの読者になってくれる人は、今でも新聞や雑誌、テレビなど既存のメディアに(ネットメディアよりも)慣れている人たちです。
そういった人が関心を持てるトピックについて、違和感のない文章を書くこと。換言すれば、そういった人たちに「疎外感を与えないこと」が、新規のブログ読者獲得のためには重要なのです。
ネットに詳しい人たちの多くは、既に私のブログを認知しています。このグループの中には、「Chikirinなんて知らない」という人は少なく、「知っているけど、おもしろくないから読まない」という人しか残っていません。そんなグループから、多数の新規読者が獲得できるとは思えないのです。
私が意識すべきは「リアルな社会に軸足があり、ネット上でのコンテンツ消費を新たに始めた人たち」であり、その人たちを惹きつけるコンテンツを書き続けるには、私自身が「ネットの中の人」に染まってしまわないことが、とても大事だと考えているのです
私が想定している「ネット内のトレンドに詳しくない読者」にとっては、自分にはよくわからないネタで盛り上がっているブログを読むのは、おもしろくないでしょう
僕も経験があるので、これを読んでいる時は耳が痛かったのですが、まさにそうなんです。
僕たちはもっとネットに詳しくない、普段マスメディアで情報収集している人たちのことを考えて記事を書いていく必要があるのです。
参照:ネットに詳しくなりすぎて重要な事を見落としていませんか?
そうしなければ、新規の想定読者は獲得できません。
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想定読者に届ける際はネットの内輪観を排除しよう
前述したようにネットで話題になっている事を取り上げていると、マスメディアを主な情報源としている方がハマりにくいブログになってしまいます。
ネットに詳しい人をターゲットにしているIT系ブログならそれでも大丈夫なのですが、僕のように「好きなことを仕事に」というテーマで、仕事に悩んでいる人をターゲットにしたブログだとそうもいきません。
仕事で悩む人というのは、必ずしもネットで情報収集するわけではありません。「仕事」というのは大衆的なテーマでテレビや雑誌などでも取り上げられやすいテーマです。
普段そうしたメディアから情報を得ている方にブログの読者になってもらうには、彼らが読んで困惑しない「ネット文脈や内輪観を排除した文章」を書く必要があります。
ですので、「マスメディアからネット上でのコンテンツ消費を新たに始めた人たち」を新規読者にしようと考えているブロガーはネット文脈の排除を意識した方がいいです。
新たな読者を増やすためにも有効な考えですので、頭に入れておきましょう。
それでは!