『まだ東京で消耗してるの?』って本に煽られたけど、ますます東京で仕事してたいと思った話

こんにちは。タクスズキ(@TwinTKchan)です。

イケダハヤトさんの著書「まだ東京で消耗してるの? 環境を変えるだけで人生はうまくいく」を読んだので、率直な感想を書いてみます。

仕事で苦しんでいる人、地方移住を考える人が現実を知るために読むべき良書でした。

地方では仕事を創り出せないときつい

地方移住を考える上で、前提として知っておきたいのが、雇われ前提でいくのは非常に危険ということ。以下のツイートで指摘したように。

僕も山形県の上山市(人口3万人を切ってしまった)という田舎で育ったからわかるんですが、地方だと雇用される仕事は少ないです。

なので、移住する際はそういったことを頭に入れて「仕事を自分で創り出す」くらいの気概がないときついんですよ。

それが本書でも指摘されているのです。(太字、色付けは僕によるもの)

移住さえすれば「若い人がよくぞここまで来てくれた」と歓迎され、自動的においしい仕事が回ってくるわけでは、当然ありません。  

ある意味で、地方では常に「起業家精神」が求められます。あなたは、自分でビジネスを生み出さなくてはならないのです。  

もっとも、それは大げさなものではなく「家の敷地に柿が大量になっているから、収穫して、干して、細かく切って、オシャレな瓶詰めにしてネットと直販所で売ってみよう」という程度の話です

昔から、人間はそのような小商いをしてきたはずです。難しい話ではありません。  

とはいえ、東京で上司の言いなりになっていた受動的サラリーマンには、ちょっと辛い環境だと思われます。指示を受けていればメシが食える、というほど甘くはありませんから。  

そういう受動的な人は、移住をしたいなら、自分を変えないと生きていけません

仕事を作り出すといっても上記のレベルで構わないのです。月3万くらい稼げる小商いを10こ作れば余裕で生活できますからね。

まさに、以下の記事で指摘したように。

参照:「ビジネス」を難しく考えすぎる必要はない。まずは売るものを作って値段をつけよう

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地方に限らず、ただ言われたことをやる作業はもう意味がない

ちょっと話は逸れますが、「仕事を創り出す必要がある」、「言われたことをやっているだけではダメ」というのは地方に限らず全てのビジネスマンに言えること。

それも本書に書かれています。

大企業の社員だって、同じですよ。  

ぼくらが生きていく時代は、厳しいものなのです。人から与えられた仕事をただこなすだけの単純労働は、低賃金の外国人労働者に取って代わられていきます

もう少し先の未来では、ロボットに奪われていくでしょう。いうまでもないことです。  

東京を捨て、地方に出ましょう。  

そして、仕事を自ら探し、創り、経済を回していきましょう。そういう力を身につけることが、これからの「大人」の条件だとぼくは考えています

東京を捨てる必要はないですが、この「大人の条件」にはすごく同意できます。

このように、地方で働く際に必要な姿勢が説明された上で、地方にある、地方で創り出せる仕事も本書では紹介されているのです。

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地方の仕事リスト(林業、事業継承など)

それがこちら。

「事業継承」のニーズについて語りましょうか。今は全国各地で「後継者不足」が問題になっています。せっかく事業を立ち上げたのに、継承してくれる若手がいないため、仕事が消滅している現状があるのです。

事業継承については農業、林業、観光業で多いようです。これが原因で耕作放棄地が増えているんだそう。

他だと、アルバイト(地方なら生活コストが安いので暮らしていけるそう)、市役所の臨時職員、地域おこし協力隊が紹介されていましたね

雇われない仕事もたくさんある

 
あと、冒頭で書いた「雇われずに自分で創り出す仕事」。これも結構多いみたいなんです。

地方では「雇用」は少ないけれど、「仕事」は山のようにあります。どういうことかというと、一つの仕事で数万円程度が稼げる「小さな仕事」がたくさんあるんですよ

イケダさんが高知に来て発見したものでいうと、これらが該当するそうです。

・収穫アルバイト(米、ゆず、オクラなど)  
・草刈りアルバイト(実際、時給1000円でやりました)  
・自伐型林業(自分たちで木を伐採する小規模林業)  
・狩猟(サルは1頭駆除すると5万円もらえるとか)  
・電線に絡みついた木を除去する仕事(電力会社)  
・冬場の日本酒造り  
・地元NPOの臨時職員(週1日勤務)  
・町営住宅の管理業務  
・廃棄される食材(ゆずの皮、魚のあらなど)を使った加工品の販売  
・山菜の加工販売  
・見捨てられた茶畑を再生して加工販売

こうして見ると、確かに「仕事」は多いですね。でも、これを見て僕は東京で仕事をしていたい気持ちが強まったんですよ

自分は地方に多い仕事が合わない

その理由は、リアルなものを作り上げる仕事が自分には向いてないから。

特に農業とかそうですね。

僕、小さい頃から祖父の畑仕事を手伝っていたんですが、当時からこの仕事だけはしたくないな、向いてないなと思っていました。

もうホントにね、肉体労働はしんどいんです。単純に。しかも、割のいい仕事でもない。よく3Kなんて言われてますが、ホントそうなんですよ

だから、僕は今の仕事を選びました。(農業などで生計を立てている方々は本当にすごいと思います

トロいしアクティブじゃないのでコンテンツ事業をやるしかない

あと、僕はトロくて手際が悪いので、一次産業、二次産業の仕事は向いていないのです。

参照:飲食店バイトで「トロいし向いてない」って言われてた僕のような人間が向いてるバイト

そういったことから、手際のよさ関係なく、生み出したもので評価してもらえるプロブロガーという仕事を選んだんですよ。(ネットコンテンツ系の仕事は東京に多いですからね)

もちろん、イケダさんやぴーすけさん、矢野大地さんのように手を動かしてリアルなものを生み出す仕事が向いている人もいるので、そういった方は地方移住して正解だと思います。

これは本当に、上記の仕事にワクワクするか、適性があるかの話なので。

地方の現実を再認識したよ

紹介してきたように、「まだ東京で消耗してるの? 環境を変えるだけで人生はうまくいく」を読めば、自分は移住すべきか、東京にい続けるべきなのかがわかります。

なので、今の「疲弊していくだけの仕事」に疑問を持っている、地方移住について興味があるという方は読んでおくといいですよ

今回紹介した以外にも、地方移住に失敗しないためのノウハウも丁寧に書いてあるので

Amazonで読めます>>【電子版特典付き】まだ東京で消耗してるの? 環境を変えるだけで人生はうまくいく

ではまた!(提供:らふらく(@TwinTKchan))

次回予告
「実家に帰りすぎているので、そろそろ山形でも仕事作ろうかな」

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