「〇〇の△つの方法」みたいな記事をまだ読みたいですか？

自分に最適な情報を見極めましょう。「〇〇のための〇つの方法」は、もうお腹いっぱいじゃないですか？

みんな手軽にドーピングしたがっている

Medicine Cost / Images_of_Money

やっぱり「〇〇のための〇つの方法」ってどこでも人気ですよね。僕のGunosyも「〇〇のための〇つの方法」系の記事が多く入りますし、色んなメディアの人気記事を見ていても、そういった記事が強いです。さらに、今でもホットエントリ入りするのは「〇〇のための〇つの方法」、「〇〇まとめ」などですよね。

これらを見ていると、ネット上では簡単に気持ちよくなれるコンテンツが求められているんだなとわかります。ある種のドーピングですよね。啓蒙されるような文章を読んで、自分が成長した気になるという。ビジネス書を読んで満足するとか、参考書を買って満足する現象と似ています。みんな、スラムダンクの谷沢のように「その空気を吸うだけで高く飛べると思っている」のでしょう。

まあ、ネット上ではほとんどの人が記事をタイトルとリード文しか読んでいない事からもわかるように、人々は雑にコンテンツを消費しているので、こうした風潮になるのもわかります。むしろ、これは当然の流れだと思います。人間は何でも簡単にモノを手に入れようとしますから。

しかし、メディアの人間からしたら「これってどうなの？」と思う訳です。

皆が同じ情報を欲している訳がない

だって、皆にとって必要な情報が同じな訳ないですよね？
個人にとって最適な情報というのは確実にある訳でして。

僕の場合、最適な情報は好きなことで飯を食う人の情報だったり、フリーランスの情報だったりする訳ですよ。ですので、僕はそういった記事を書いているブログを良く読みます。

音楽で飯を食いたい人なら、マナスタ！やこおろぎさんちを読むでしょうし、お笑いが好きで芸人のラジオアーカイブを読みたいなら世界は数字で出来ている、ラジおこしを購読するでしょう。地方での生活を勉強したいならまいるすえるびんという最適なメディアがあります。

このように、個人によって欲している情報は違うはずなのに、なぜかみんなが似たような情報を求めて「〇〇のための〇つの方法」でドーピング効果を得ようとしてしまっているんですよね。（念のため言っておきますが、大手メディアの「〇〇のための〇つの方法」を批判しているのではなく、読み手が消費するコンテンツの幅が狭すぎる事を批判しているのです。僕も好きで読ませて頂いてますし。）

こうしたドーピング効果が得られるコンテンツにみんなが群がるのは本当にもったいないです。こうした情報も大事ですが、あなたにはもっと必要な情報があるはずです。普段は考えていないだけで、きっとあなただけに必要な情報というのは存在しています。

ですので、今日からその情報が何なのかを考え、その情報を配信しているメディアを探してほしいのです。Vingowやカメリオ（Kamelio）を使っていれば、自分に最適なメディアは見つかります。
この方法をぜひ試してみてください。

メディアを運営している人間として今の状況はあまりにも悲しすぎます。もっと目線を広げて、自分に最適な情報を浴びにいき、いいコンテンツを消費してください。これ以上、バズを狙った「〇〇のための〇つの方法」のようなテンプレが増えていくのはさすがに寒いと思いますので。

それでは！
（僕、ライフハック記事は好きですからね。ホントに。）