【就活】ブラック勤務をさらす出版社の採用サイトが正直すぎる件

公開日: : 最終更新日:2017/02/09 仕事・キャリア, 就職・転職

このエントリーをはてなブックマークに追加

編集者になりたくて、出版社の採用サイトで求人を調べてみました。すると、正直すぎる採用情報を見つけました。

出版社の求人って思っていた以上にブラックなんですね。ということで、採用サイトの内容をもとに共有します。

後半には、周りの出版社勤務の方々に聞いた話も書いております。ご参考に。

小学館の採用サイト

出版社の新人のスケジュール「9:30出社で22:00退社」

まずは、2013年4月に入社した町田さんから。
出版社の求人や採用動向について考える

9:30出社の22:00帰社。私が働くweb業界(世間的にブラック)と同じ水準ですね。これには驚きました。

こちらも漫画担当者。

出版社採用サイトから見えてきたブラック企業度

漫画だと、作家さんの都合に合わせる仕事になりますから、拘束時間を長くなります。

友人の姉も漫画の編集者をしているのですが、明け方まで仕上がりを待ったという話も聞きました。人間相手に仕事をするとなると大変なんですよね。

編集者はいろんな年代のツボを知っておく必要がある

あと、少年コミック雑誌の編集者の場合、原稿を待つ以外にも大変な仕事があります

例えば、原稿でまずいパロディーを使っていないか、それが本当に少年にウケるのかを考える、というお仕事。

小学生向けの漫画では、目線を小学生まで落とさなければならないのです。なので、普段は触れない文化を理解し、アイデアを出す必要があります。

また、長期連載しているベテラン作家さん相手に仕事をするのも大変です。実績ある方に、意見するのは度胸がいるからです。

原稿締め切りのハラハラと共にこうしたストレスも発生するんですね。就職を考えているなら、この大変さは知っておくべきです。

出版社の編集長「11:00出社で23:00退社。時短勤務あり」

次は編集長のタイムスケジュール。
出版社採用サイトから見えてきたブラック企業度
小学館 2015年定期採用サイト

11:00出社で23:00まで、まさにweb業界を見ているようですw

スケジュールだけを見ると小学館はブラック企業なの?と思いきや、社内制度はしっかり整っていて、時短勤務制度があります

出版社採用サイトから見えてきたブラック企業度

副編集長というポストでも時短勤務できるということは、この文化が根付いているのでしょう。上の人がこういう制度を使うと、部下達も使いやすくなりますからね。

出版社は長時間労働だが福利厚生はいい

労働時間はブラックに見えても、歴史ある企業なので、Webベンチャーよりも福利厚生はしっかりしています。労働時間は問題ですが。。

なお、小学館に限らず、最近では女性でも働きやすい環境を整えようと動いている人がいます。光文社「VERY」の編集長です。

このように、出版業界でも少しづつ、今までの働き方を見直す動きが出てきています

ずっと定期採用!時期を逃さぬように

なお、2015年度採用以降でも小学館は定期採用をとっています。他の業界における「新卒採用」とは異なるわけです。(仕事の忙しさはどの年も変わっていませんw)

中途の方だと、最近はWeb(デジタル)に強い編集者などを募集しているので、その分野に詳しいなら狙っていくといいでしょう

参照:小学館にスマニュー!?Webメディアのイケてる求人が増えてる!紙メディアから飛び出すなら今かもよ

スポンサーリンク

講談社の採用サイト

編集者女性「深夜2:00に帰宅」

続いて、講談社。平成19年入社、編集者女性のスケジュール。

朝11:00から連載作家さんと打ち合わせ。その後、いろいろと仕事をこなし、19時を迎えます。

ここで定時と思いきや、そこから表紙のデザインを打ち合わせ。また、21:00からは担当作家さんと新企画の打ち合わせ。

その後、22時と23時にも細切れで仕事が入り、深夜1時に入稿作業。(漫画家から上がった原稿データをチェックして印刷所に送る作業)

そして、深夜2時に帰宅だそうです。。

ブラックな業界にいる僕でもこんな遅い時間に帰るのはなかなか無いです。やはりハードな仕事ですね。(始業時間が遅いのもありますが)

出版社の仕事で必要なのは体力

さらに、「仕事に必要なものは?」という質問に対して「体力と好奇心」と回答しています。

講談社、小学館など出版社が意外とブラック

この事実からも出版社が採用で求めていることが伝わりますね。

深夜0時から打ち合わせ

次は、コミック編集者の男性。

講談社、小学館など出版社が意外とブラック

小学館と同じで、人に都合を合わせる必要がある職種ですから、遅くまでの勤務になるようですね。0時からの打ち合わせとか絶対したくないw

電子書籍担当者は21時に帰宅。部署によって忙しさは異なる

続いて、電子書籍を担当する平成16年入社の男性のスケジュール。

講談社、小学館など出版社が意外とブラック

出版業界にしては、まともなタイムスケジュールで働いていますね。他の業界の人から見れば、十分遅いですが。

講談社 2015年度 定期採用サイト

なお、2017年度採用も既卒でも応募できる定期採用でしたね。

あと、講談社の中途はホントたまにしか募集していないようです。こちら、チャンスを逃さないようにサイトをこまめにチェックしておいたほうがいいですね。

部署、職種によって忙しさは異なる

上記以外にも、話を聞きました。中堅出版社の電子書籍担当者のお話です。その会社は比較的、帰るのが早いとのことでした。

新しい部署ということで、きっちりルールが決まっているわけでもなく、風通しよく働けているみたいです。

理由は、上司が優秀で社員に無理をさせないようマネジメントしているから。こうしたこともあるので、出版社の求人を探すときは上司がどんな人かイメージするといいですね

週刊誌を担当すると家に帰れない

僕が聞いた話で、一番えぐいなと思った仕事は週刊誌の担当者。週刊誌は毎週締め切りがあるため、それに合わせて毎日のように、仕事に追われるそうです。

帰るのも遅く、家に帰れないときは会社近くの銭湯やシャワーを利用することもあるんだとか。

また、芸能ゴシップを扱う雑誌だと、張り込みに時間を割かなければならず、プライベートがなくなってしまうとのこと。

スポンサーリンク

斜陽産業である出版に採用されて大丈夫?

最後に注意点も書いておきます。

出版社自体、経営状況が良くないので、憧れだけで業界に飛び込んでしまうのは危険です。ニュースになっているように、紙の発行部数が落ち込んでおり、出版社の売り上げも下がっています。

その穴埋めをするために各社、雑誌・書籍販売以外の収入源を確保しようとしています。それは、電子書籍だったり、キャラクターの版権などのコンテンツビジネスだったり

最近、LINEスタンプで漫画のキャラクターが販売されるようになったのもそうした背景があるからです。

出版社は高給取りの業界じゃなくなるよ

みなさんの中には、給料が高くて待遇、福利厚生もいいイメージがあるかもしれませんが、いい思いをできるのは50代社員までしょう。

それ以降の世代は、部数販売に変わるビジネスモデルを見つけない限り、50代ほどの高年収をもらえなくなります。

実際、大手である講談社のパーティーは年々、しょぼくなっているようです。

最初から編集は難しい。書店営業からのスタート

大手でこの状態なのですから、中小などはもっと厳しいはずです。なので、出版社がこれくらい厳しいと知った上で、求人を探し、転職活動してみてください。

ちなみに、編集者を夢見て入社しても、営業に回される、電子書籍の担当になるなんてことはザラです。

それも覚悟の上、就職・転職を考えましょう。

書店営業は置いてもらう本の交渉などが仕事

ちなみに、出版社の営業は本屋さんを回って新たに本を置いてもらえないか交渉したり、目立つ場所に置いてもらえるように交渉するのが仕事です。

僕が話を聞いた営業の女性は渋谷エリアを担当しているそうです。

こういった交渉は大手との競争なので、大変なんだとか。

電子担当はセールにかける作品選びが肝

あと、電子書籍部門で働く女性にも話を聞きました。その方は、書籍を作るというよりは、電子版の売り上げを伸ばす仕事をしていましたね。

そのために、Amazonなど大型の電子書籍ストア(WEBサイト)を運営している会社とやりとりし、セールを活用して売り上げを伸ばす仕事をしているんだとか。

その話を聞いて驚いたのがAmazonの強気な姿勢。

電子担当はAmazonとの交渉が大変

なんと、出版社側が「これをセールにして」とお願いしてない作品を勝手にストア内でセールにしてしてしまうんだとか。

他にも、セールを依頼する際の会議では「こんなんじゃダメ。この作品をセールに出してください」と強気で来るそうです。

このように、力を持っている相手との交渉はけっこう大変な仕事ですよね。

編集に大切な力「企画力、著者を見つける力など」

あと、書籍の編集をされている方ともお話をして、その仕事と必要となる力もわかりました。

ではそれぞれについて説明していきます。

1. 優秀な新人著者を見つけられる力

まずこれ。書き手を見つける力です。

お話してくれた編集者の方は、毎日担当しているジャンルのAmazonランキング(特に電子書籍)を見て、売れてる本をチェックしているんだそうです。

そして、その中でまだ本を出していなさそう、他の出版社から発掘されていない人を探し、紙の本執筆の依頼をしているんだとか。

このように、新人を発掘する力(先見の明)、見つける努力をできることがまず必要なのです。

2. 売れる本の企画ができる

これも大事。

ビジネスですから、売れる本を作る必要があります。そこで大事なのが売れるジャンル・ネタの見極め。

これは世相を常にチェックし、その時代に合ったものを考える力とも言えます。

本のタイトル付けも重要

売れるネタを考えられたら、あとは中身の企画です。そこで特に大事なのが、タイトルです。

「人は見た目が9割」というように、「本もタイトルが命」なのです。

同じネタでも売れるほんとそうでない本があるのは、タイトルが原因になっているんですよね。

なので、売れる、手に取ってもらえるタイトルを考えられる編集者は重宝されるんですよ。

「わかりやすさ」を追求できるのが優秀な編集者

そこで大事になって来るのが「わかりやすさ、簡易さ」をタイトルにつけること。

僕がやってる分野だと、「売り上げがアップするブログノウハウ」とかよりも「10日でわかる稼げるブログの作り方」の方が売れるんだとか。

このように、読み手に「簡単」「楽チン」と思ってもらえる言葉選びが編集者には求められているそうです。

他だと、「ほったらかし」「1日5分でOK」とかが秀逸とのこと。

3. 人を動かす力

企画の後は、著者さんにうまく行動してもらうためにアシストするのも編集者に必要な能力。

まず執筆してもらうために交渉をしなければなりません。その際、相手にYESと言ってもらえるような条件を提案する必要があるんですよ。

その際、印税なども提案するので、どれだけの印税であれば出版社も著者も納得できるか、儲かるかを計算して提案しなければならないのです。

執筆OKをもらったらお尻を叩ける力が必要になる

そして、OKをもらったら、執筆がちゃんと進むように声がけをしていく必要があるのです。

それは進捗管理や、執筆できない場合のアドバイス、書いてもらった原稿の直しなど。

僕も文章を書く仕事をしているので、わかりますが10万文字ほどの文章を書くのはどこかでつまづきがきます。

そうしたタイミングで手を差し伸べて、著者に書く気を起こさせるのも編集者に必要な能力なのです。

なので、編集者を目指している方は、こういった力が身についているか自己分析をしてみましょう。

簡単に自己分析する方法

なお、自分に力がついているか、どんな強みがあるかの分析は「グッドポイント診断」を使うのがいいです。

強みを知るためにグッドポイント診断を

これは転職サイト「リクナビNEXT」にある診断で、仕事で生かせる強みを知れるんですよね。

これはサイトに登録するだけで簡単に受診できるので、出版社で働くことを考えているなら、受けておくといいです。

受診してみる>>グッドポイント診断“”

【まとめ】出版社への就職には覚悟が必要

・出版社は意外とブラック
・特にコミック担当者は遅くまで働いている
・非常に正直で就活生に優しい採用サイト

他に、出版社の採用で特徴的なのは、新卒一括でなく、定期採用していること

柔軟性があり、既卒や社会人でも応募できる出版社

既卒はもちろん、社会人でも応募できます

こうした採用を見ると、多様性のある業界であることがわかりますよね。なので、覚悟のある方は新卒、既卒、中途に限らず応募してみてください

就活の際はリクナビ以外も使おう

就職活動の場合、出版社を狙う際はリクナビを使う人が多いはず。しかし、それだけでは足りません。

リクナビだけでは自分に合った企業を見つけられないからです

あれは、たくさんの企業にエントリーすることはできますが、その基準は「有名かどうか」「大企業か」「安定しているか」など、自分都合のものです。

でも、就活で大事なのは相性です。それがないと内定をもらえないんですよね

エージェントから相性のいい会社を紹介してもらう

ただし、そういった相性は自分では判断できません。そこで、就活サイトのエージェント(代理人)に相性のいい会社を教えてもらうのです。

ちなみに、エージェントとは企業と学生の間に入って両者を仲介する人、お見合いで言えば「お見合いおばさん」のような存在です

エージェントによる仲介は、転職市場だと常識でしたが、最近就活市場でも見られるようになりました。

やはり、企業は自分で見つけるよりもよく知っている専門家からオススメしてもらった方が楽ですから、こっちも使っておくといいですよ

エージェントサービスが盛り上がっている

なお、就活エージェントはハローナビ就活などいろんな会社が参入しているところなので、まずは以下のサイトから使ってみるといいですよ。(サイト登録も相談も無料)

無料登録はこちら>>ハローナビ就活

出版社の求人は専門サイトでチェックしよう

なお、出版社の求人を調べたいのであれば、最大手の転職サイト「リクナビNEXTに登録しておくといいです。たくさんの求人情報が得られるので、おすすめです。

僕は就活で出版社を受けなかったことを後悔しているので、こうした求人を見ていると「いいなぁ」と思ってしまいます。

仮にもう一度就職活動するなら、KADOKAWA、集英社あたりを狙うでしょうね。

他だと、ネットに力を入れているダイヤモンド社、東洋経済、日経BP社。純粋に雑誌がかっこいいマガジンハウス、宝島社など。

現時点でリクナビに掲載されている出版社の求人

なお、執筆時点(2016年8月19日)でリクナビに掲載されている出版社の求人数は81件。以下の会社が人材を募集しています。(採用中)

リクルートライフスタイル(じゃらん、ホットペッパーを作ってる会社)、八広社(リクルートと一緒に作ってる会社)、東京ニュース通信社、クレヨンハウス、海竜社、啓明舎。

株式会社キャデック(編集プロダクション)、育伸社、ライフサイエンス出版、ネットネイティブ(モデルプレスのライター)。

なお、出版系の仕事をしたいなら、編集プロダクションに入るという手もあります。編プロは、出版社の刊行物の作成を行っているんですよ

なので、ここでも雑誌や本作りはできるのです。出版社は倍率が高いですから、編集などの仕事をしたいならここも狙ってみるといいですね

中途で紙とWebをやってる出版社に行くのはいい選択

あと、紙とwebを両方やっている出版社もアツいですね。

実際、そこで働いている編集者は「紙出身の人はwebでも輝く」と語っていました。紙の部署からwebに移り、メディアの編集長になったところ、アクセスを爆増させたそうです

出版社勤務を考えているなら、紙だけでなくWebを知るのも重要になってきますね。

紙出身の編集者に勉強させてもらうのもあり

もちろん、出版社関係なくWebメディアをやっているところに行って、コンテンツを作る道もあります

最近は、Webの世界にも出版社から人材が流れていますから、そういった人から学ぶこともできます。

実際、ベネッセなどの有名どころからDeNA、クックパッドに編集者が移っているので、これから出版系の仕事をしたいならWeb系の会社の求人も見ておくといいですね。

参照:サイバーエージェント、リクル◯ト、L ◯NE?イケてるベンチャーからスカウトされる方法

出版社の中途採用は経験者が優遇される

なお、出版社の中途採用は、経験者が優遇されます。同業他社で働いていた人が会社を変えていくスタイルなのです。(業界自体、転職が多い)

つまり、未経験で出版社に採用されるのは難しいんですよ。

なので、編集・メディア作りがしたい方はWebメディアをやれる会社に行きましょう。「レバテックキャリア」にはそういった企業がたくさん掲載されています。

アドバイザーに出版に関われる仕事、会社を聞こう

ここには、キャリアアドバイザーがいて、求人企業の情報(待遇、年収、労働時間)などを詳しく聞くことができます

その際は、サイトから登録して興味のある求人を探し、情報を聞くという流れになります。

参照:転職エージェントと面談してきた!おすすめの非公開求人とか服装についてメモしとく

アドバイザーに相談しておくと、有益な採用情報を聞くことができるので、使っておいた方がいいですよ。

参照:転職サイトを比較し、おすすめのエージェントもまとめてみました!20 代〜30代は参考に

求人を見るだけならリクナビNEXTを

なお、地方に住んでいるので面談に行くのが難しい、相談にいくまで真剣に転職を考えていない、求人を見れればいい、という方はリクナビNEXTに登録しておきましょう。


>>リクナビNEXTのサイトはこちら

登録しておくとスカウトも来るようになるので。

ではまた!

仕事で悩む人から人気の記事

ブログ「らふらく」を購読する→follow us in feedly

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

ブログで稼ぐ方法をまとめてます

関連記事はこちらからどうぞ!

いつもシェア感謝です!今回もぜひ

このエントリーをはてなブックマークに追加
※ 微妙だったら、そっと閉じるか、ほかの記事を見ていただけるとうれしいです!
SNSでも自分の得意なことで収入を得る方法を発信しています。フォローすれば更新をチェックできますので、ぜひフォローを。
仕事依頼などのお問い合わせは「iwgp545@yahoo.co.jp」か、「TwitterのDM」、「Facebookのメッセージ」からお願いします。

SNSでフォローしてお金を稼ぐための情報を受け取ろう
LINE@で友達追加(スマホでLINEを起動 > その他 > 友だち追加 > QRコード読み取り)
ブログで生活しているタクスズキと申します。「好きなことを仕事に」を当たり前にする活動をしています。よく「真面目」と言われる89世代の意識高い系です。 スズキについて詳しく知りたい方はこちらからどうぞ
仕事のご依頼(広告掲載、記事寄稿など)はiwgp545@yahoo.co.jpからお願いします!