新卒時、年収ランキングで判断してベンチャー就職した人間が今になって思うこと

公開日: : 最終更新日:2017/06/18 ITベンチャーに転職ってどうなの?, 仕事・キャリア

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一時期、新卒に1000万円出すと話題になって以来、IT・Web業界の初任給(年収)が高い事は有名になりました。(当時のベンチャー年収ランキングとかすごかったです‥)

しかし、新卒入社する就活生にはこうした高額報酬には踊らされず、入社してからの事をイメージして企業選びをしてほしいなと思います

就職で失敗しないためにも知ってほしいことです。また、こうしたイメージで就職に失敗し、転職を考えている皆さん、大丈夫です。最後に提示することを実践してみて下さい

【追記】記事を書いた当時とは状況が明らかに変わってきているので、後半に大事なことを追加しておきました。そちらにも目を通してください。

新卒年収の評価システムを知っておいて就職の失敗を防ぐ

高額な新卒年収を基準にして入社すると、ハードワークを余儀なくされます。

参照:web系プログラマーを辛い、辞めたいと思って1年で辞めた人間がその理由と当時の生活書いとくよ

現在は、大企業やベンチャーに限らず社員としてのランクで年収が決まる仕組みになっています。

その評価軸はたいてい、「1 達成した成果」と「2 取り組む姿勢」となっています。2つの合計で社員ランクが決まるのです。

新卒でも中途と同じ年収であれば、同様の活躍が期待される

例えば、新卒の年収が400万円だとします。

その会社には、1年目の社員でなくても年収400万円の社員さんがいます(中途など)。すると、同じ社員ランクに位置するため、その社会人経験で勝る先輩社員とも競わなければならないのです。

先輩社員と同水準の評価を得なければ、年収400万円という数字は保証されなくなってしまいます。

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新卒の高年収の裏には高いスキルが

つまり、評価軸である「成果」を出すために中途や社会人数年目の人並みのスキルを持っていなければならないのです。(取り組む姿勢は評価する人へのアピールがうまければなんとかなる)

そのスキルをつけるためには、ストイックな勉強と努力が必要となります。社会人経験のある人達に肩を並べなくてはならない訳ですから。

参照:Webプログラマーになるには独学でもOK?未経験可?←経験者として答えておきます

大手ホワイト企業の同期ほど、遊ぶ時間はありません。周りの友だちが遊んでいる中、ガリガリ仕事に明け暮れなければならないのです。

想像してみて下さい。そんな生活を送れますか?それで、就職に失敗したと後悔せずにいられますか。これは、新卒年収を価値においている方には考えてほしいことです。

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実は大企業の新卒年収と変わらない

高額に見えるWebベンチャー企業の年収ですが、サイバーエージェントやDeNA、GREE以外は大企業の新卒年収と変わらなかったりします。

関連記事:IT業界求人サイトの「未経験でもプログラマーになれます」は本当なのか?

年収が350〜400万だと多いように見えますが、これは残業代込みでボーナスなしという意味です。

一方、大企業1年目の初任給は20〜22万円(これは残業なしの基本給)。

これにボーナスを込めると、1年目の夏でも気持ちで10万円位は出るとのこと(これだけでもすごい)。冬は40〜50万円です。

忙しくても暇でも年収が変わらない現状

つまり、22 × 12 = 264万円
これにボーナスを足すと 264 + 60 = 324(万円)

これに残業代を加えると(月20時間と仮定)、すると1年換算で約28万円が足される事になり、324 + 28 = 352(万円)にもなります。

大企業は残業代が少ないにも関わらず、新卒年収は「忙しいベンチャー」と変わらないのです。これを知っておかないと、就職に失敗して後悔するので覚えておきましょう。

関連記事:新卒1年で仕事を辞めた結果どうなったか(独立してからのその後)を書いておく

【追記】かなり年収の高いベンチャーもある

ただし、ベンチャーには400万円以上の年収を用意してくれている会社もあります。それがレバレジーズです。

社長が以下のようなブログを書いているのです。

・昨年入社の14卒は、下半期で、年収換算すると、平均で4,376,781円でした。

・14卒で最も高かった人は、上記計算によると、5,436,000円でした。

・13卒においては、下半期で4,777,350円。これまた勤務が丸2年と考えると、平均だと悪くないかと思います。

・13卒で最も高かった人は、3年目の最初の上半期の理論年収は6,400,000円でした。

参照:『レバレジーズ 年収について』:レバレジーズ株式会社 IT社長のブログ

こうした状況があることも知っておきましょう。

同じ新卒年収でも大企業とベンチャーでは余暇の時間が大きく違う

しかも、大企業の1年目であれば、ベンチャーほど激しく成果を求められる事はありません。仕事が終わった後、野球を見に行ったり、早くから飲みにいったりする事もできます。

この話を聞いて、大企業とWebベンチャーどちらに行きたいと思いましたか?

ゆとり思考だった会社員時代の僕であれば、間違いなく大企業を選びます。

さらに、退職金など手厚い福利厚生、長く働けるという条件を考慮に入れてみて下さい。就職に失敗したと感じてる人はこうしたことを後悔していると思います。

現に、僕が大企業に行けばよかったと思ってたわけですからね。

新卒年収は目安。就職で失敗しないためにも柔軟な判断を

新卒年収だけで企業の魅力を語る事はできませんが、会社によってこれだけ差が出てしまうのです。これまで説明してきた事を考えれば、やはり新卒1社目は大企業に行くべきです。

大企業に行って、物足りない・もっと働きたいと思ったら転職先としてベンチャーに行けばいいのです。

いきなりベンチャーに行ってしまうと、選択肢が狭まってしまいます。これは僕が就職での失敗点だと思っているので、柔軟に色んな会社を見ましょう。

関連記事:新しい仕事がしたいと思った時に転職できそうな業界・職種を見つける方法

【追記】大企業でぬくぬく生きて行くなんて都市伝説になる

と、ここまでが会社員時代の自分が感じていたことです。当時は確かに、ベンチャーでの仕事が辛かったし、めちゃくちゃ給料が高いわけじゃないので、就職したことを後悔してました。

あと、給料の安いベンチャーに入ってしまった人の話も聞いていたので、余計ITベンチャーにいいイメージを持てていませんでした。

でも、今は違います。1社目はベンチャーの方がいい、というかベンチャーじゃないとやばい時代にきていると感じるのです。

それは、最近の流れの「解雇規制の緩和」や「副業解禁」の流れから。

日本でも解雇しやすくなっていく

まずこれです。日本で正社員として働くメリットはどんなに無能でも、解雇規制が強いので解雇されにくいというものでした。

これは海外から見たら異常なことで、海外では無能と判断されたら、金銭解決することで簡単に解雇されます。

そして、この制度が日本にも導入されそうなんですよ。以下は、僕のツイートから。

「解雇の金銭解決が、2016年の通常国会に向けて準備されており、早ければ2016年中の施行になる」←正社員でも解雇されやすい時代になるから、終身雇用とかもう信じない方がいいよね。

このように、「金銭解決すれば、正社員であっても解雇できるようになる時代」になるので、これからは大企業に入っても「正社員だから一生安泰」は通用しなくなるのです。

企業の「副業解禁」は喜ばしいことではない

また、最近の「副業OK」の流れも「君たちを一生雇うことはないからね」のメッセージなのです。

最近はいろんな企業が副業を認めていますが、これは「いつクビにしても生きていけるように、副業で力をつけてお金を稼げるようになっておいてね」ということ。

副業が当たり前になれば正社員としての待遇も下がる

こうして、「本業だけに頼らず、副業でも生計を立てる姿勢」が当たり前になったらどうなるでしょう?

おそらく企業は「副業でも10万円稼げるようになった人が多いみたいだし、本業の方の給料を下げてもいいよね?」ということで、給料減など待遇が下がっていくはずです。

このような時代ですから、以下のようなサービスを使って力をつけておく必要があるのです。

なので、会社でのんびり働いて「社内でしか通用しない力」をつけている場合ではないのです。

会社内でしか通用しない力をつける恐ろしさ

以前、海運系のホワイト企業で働く人が言っていたのですが、そこは完全に年功序列で、優秀であっても若手は評価されないのだそうです。

古いルールに則って、ダメなおっさんたちが幅を利かせているそうです。そういった会社で大事なのは、おっさん達に気に入られること。

それは、飲み会の場であったり、日常の雑談、社内調整能力であったり。

大企業でぬくぬく定年まで働くなんて幻想

このように、その会社でしか通用しない力ばかりをつけていると、ここまで書いたきたような世界になったら大変なことになってしまいます。

なので、大企業でぬくぬく定年まで働くなんて幻想は捨てて、若いうちから社外でも通用する力をつけられるベンチャーに行くべきなのです。

終身雇用は戦後に「しかたなく」生まれた

なお、そもそもの話を書いておくと、今の日本型雇用の特徴「終身雇用」は、戦後の特徴的な状況で「しかたなく」生まれました。

戦後、日本は経済力をつけていくために、国全体で経済成長して行く必要がありました。

そうした状況では、個人個人がバラバラで事業をするより、組織としてまとまって大きな力で事業をした方が大きな規模にすることができます。

「終身雇用」は”アメ、インセンティブ”だった

そういた背景から、国は大きな組織を作ることを目指したのです。そこでは、人材が大量に必要になりますから、各企業は人を集めるためのアメとして非常に良い条件で社員を募集しました。

それは、例えば給料だったり、社宅だったり、安定した雇用だったり。こうした延長上に「終身雇用」というものがあったのです。

企業からしたら「定年まで雇うから、(人手が足りない今)うちで働いてね」と。

今は終身雇用が通用しない

ですが、今はそういう時代ではありません。国が成長しきって、大企業の成長にも限界が来ています。

さらに、人を大量に雇う必要も無くなっています。というか、それどころか使えないおじさん達が余っている状況です。

こうした時代に「終身雇用」なんてものを守る余裕は企業にないのです。なので、「終身雇用」なんてものは過去の産物と思っていた方がいいのです。

「同一労働同一賃金」によって正社員であることに価値がなくなる

同時に、「正社員」への信仰も捨てなければいけません。

現在、「正社員になること」がステータスとなっています。これは正社員ではない「非正規」の待遇が正社員に比べて悪いからですね。

ですが、これからは政府が主導する「同一労働同一賃金」によって、正規と非正規の差がなくなります。

ルールはどんどん変わっていく

同じ仕事をしたら、同じ給料を払う時代になって行くのです。その際、働いた年次は関係ありません。

つまり、これまでの常識を信じて働いてしまうと、大変不利な時代になってしまうのです。

これが、僕が大企業でなく、ベンチャーに行くべきと思っている理由です。大企業でぬくぬく働く期間というのはムダでしかなくなるのですから。

ベンチャーの待遇も良くなって来ている(特にメガベンチャー)

なお、ベンチャーといえども最近は待遇が良くなって来ています。

特にメガベンチャーと呼ばれる、リクルート、サイバーエージェント、LINE、DeNA、グリーあたりはその辺の大企業と変わりません。

また、以下の記事で紹介している企業も年収ランキングに入るくらいいい条件です。

関連記事:【転職】ブラックと言われる IT、Web業界の年収を比較した所、高給すぎることが判明

関連記事:ベンチャー企業ランキングは参考にならないので、経験者として転職したらお得な会社まとめとくわ

なので、こうしたことを理解してベンチャーに入ってみてください。

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