とあるテレビ番組を見ていて「ごますりが上手い人ほど出世してく」と愚痴ってるサラリーマンがいました。
これを見てて、そりゃ違うだろと思うことがあったので、考えを書いてみます。
ゴマスリを否定する人って、どうすれば出世するか?を考えてないマーケティング感覚のない人なんだろうなぁ。
会社で実力順に出世するわけじゃない
一般的に、ごますりは否定的に捉えられます。でも、これができる人って優秀なビジネスマンなんですよ。それは、相手の求めていることを理解し、実行する力があるから。
日常から、マーケティングができているわけですね。
こうしたことが染み付いているわけですから、仕事でも常に「相手の求めていること」を考えて、それを提供できています。
だから、仕事ができて、会社からも評価されるようになるんです。
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会社で出世するのは可愛がられる人
また、こういう人は会社で出世する方法も理解できてるんですね。
誤解されていますが、会社では、実力・スキル順に出世していくわけではありません。
みなさんも経験あると思いますが、大してすごくもないのに出世していく人っていますよね。「なんで、あいつが?」という感じで。
そういう人は出世に必要なことを心得ているんですよ。
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上司は使いやすいやつを選ぶ
その必要なこととは、「評価を下す人、つまり上司に気に入られること」。これは、具体例(課長)を例に出すと考えやすいです。
課長に指示を出したり命令したりするのは、それより立場が上の偉い人たちです。彼らからしたら、部下として選びたいのは言うことを聞いてくれる人なわけです。
部下の実力があったとしても、自分たちに歯向かってばかりの人はかわいくないし、めんどくさいだけですからね。
なので、言うことを聞いてくれる人を部下にしたいわけです。そっちの方が、仕事を進めやすくなりますから。
実力はそこそこでいい
また、人間ですから、可愛げも必要になります。これは、上司の立場を考えると分かります。
仮に、あなたが上司になるとして、どんな部下を選びたいでしょうか?
実力はトップレベルだけど、反論ばかりする部下ですか?それとも、実力はそこそこだけど、素直で言うことを聞いてくれる部下ですか?
おそらく、ほとんどの人が後者を選ぶはず。そっちの方が、仕事がやりやすいし、面倒も見たくなりますからね。
そして、この考え方が、出世の際も使われるのです。
会社員以外でも可愛がられる力は必要
こうした事例からわかるように、ゴマスリできる人はこうした「部下にしたいと思わせる能力」も持っているんです。
つまり、「マーケティングの力」と「可愛がられる力」の2つを持っているから、出世していくわけです。
こうしたことが当てはまるのは、会社員だけではありません。芸人の世界でも同様です。
可愛がられ力、こびる力で売れたサバンナ高橋さん
サバンナの高橋さんは、先輩に気に入られて売れました。
アメトーーク!の「太鼓持ち芸人」を見ればわかるように、彼のゴマスリ力と、可愛がられ力はハンパじゃないです。
それゆえ、先輩(会社でいう上司)に気に入られています。そうなると、先輩が出演するテレビ番組やライブに呼んでもらえるようになります。
また、仕事でなくても飲み会に呼んでもらえれば、別の先輩やテレビ関係者とのコネクションができますから、仕事につながっていくわけです。
高橋さんはそうやって、人間としての魅力を武器にして売れていきました。
芸人としてのスキルよりも可愛さ
実際、彼よりも面白い芸人は他にもいたはずです。しかし、売れたのは高橋さんでした。
こうした事例からもわかるように、ごまをすって相手が求めていることを提供し、気に入られていくことは非常に重要なんです。
なので、相手に気に入られようともせずに、文句を言っていた人はその考えを改めてください。会社で働く以上、出世するには可愛がられることが必要です。出世の判断を下すのは、人間です。
人間に気に入られる必要があるのです。逆に、可愛がられたら、そんなに実力がなくても評価されていきます。
これって、会社員に限らず、どの世界でも当てはまる話なので覚えておきましょう。
ではまた!(提供:らふらく(@TwinTKchan))