メディア運営企業に転職しようとしてる方の話から、思ったことを書いてみます。
その方は、将来的にWebメディアを立ち上げて、編集長としてやっていきたいから、メディアの編集やディレクションができる会社に行こうとしているんだとか。
この話は聞いて僕は、いつもと違って「独立しちゃったらええやん」なんてことを思っていました。
優秀だったら今すぐにでもメディアを立ち上げるべき
一般的に考えたら、転職を考えている方が取ろうとしているやり方は理にかなっています。ノウハウを学びながら、給料をもらえるのですから。いつもの僕なら、良いんじゃないですか、と答えていたはずです。
しかし、今回だけはお勧めすることができなかったんです。
なぜなら、その方が優秀なブロガーで、企業で経験を積まなくても素晴らしい編集長になれると思ったからです。(月間数十万PVのブログを運営していて、しっかりと売上も出している方)
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外部環境も抜群にいいのだから・・・
記事の質も高く、業界未経験者が運営しているとは思えないレベルです。
しかも、立ち上げたいメディアのコンセプトがしっかりしていて、メディアが解決しようとしている問題も、日本の働き手をずっと悩ませてきたもの。
そんな風に将来性もありますから、そういったメディアが立ち上がったら、賛同する人も増えるでしょう。市場的にもめちゃくちゃ期待が持てる分野なんです。
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わざわざ企業に入って回り道をするなんて非常に勿体無い
メディアの成功に必要なのは、「中の人の能力」と「市場、伸びる分野を取り上げること」ですから、条件としては十分です。
それなのに、わざわざ企業に入って回り道をするなんて非常に勿体無い。他の人が競合を立ち上げてしまったら、立ち遅れることになります。
そもそも、企業に入って下積みをすること自体、昔の考え方なんです。こと、Webメディア運営に関しては。
1人で編集、ライター、お金に関する業務をやった方が伸びる
なぜなら、Webメディア運営のノウハウはブロガーでも、身につくからです。
ブロガーはコンテンツ作り、マネタイズ、コンテンツを作った後の運用(SEO対策など)、メンテナンスなど、多岐に渡る業務を行います。それゆえ、多様な分野の力が身につきます。
コンテンツ作りで言えば、自分が考えるコンセプトを基に生産していきますから、1人で編集長とライターをやることになります。マネタイズも必要ですから、その分野の力もつきます。
だから、将来独立して、メディアを立ち上げたいなら、1人でブログを運営した方が早いんです。
編集長になれる人は上澄みの上澄み
しかも、企業に入って下積みを続けて編集長になれる確率なんてめちゃくちゃ低いです。運もあるし、なれる人なんて優秀なごく一部でしょう。
将来、やりたいことが曖昧で仕事をこなすうちに興味のあるテーマを見つけたい人ならそのやり方で良いです。
でも、作りたいメディアの姿が明確な人なら、そんな可能性の低いことよりも自分で作ってしまった方が良いんです。
下積み至上主義が通用しない世界なのだから・・
日本には、下積み史上主義があって、現場での下積みが成功の必須条件になってますが、Webの世界ってそうじゃないんです。
Find Travelの井出さん、イケダハヤト氏を見ればわかるように、独学で力をつけていくことでもメディアの編集長になれるんです。このやり方でも、井出さんのように大企業に買収されるだけのメディアは作り出せます。
わざわざメディア企業で修行しなくても大丈夫なんです。
能力ある人だけが選べる選択肢なんだぞ
ですので、某氏には、早いうちに編集長としてメディアを立ち上げて欲しいと思います。そうなったら、もちろん応援しますし。
能力のある人は下積みで遠回りするよりも、最短ルートでバリバリやった方が良いんです。
ということで、同じように進路で悩んでいる方は思い切って挑戦しちゃいましょう。もちろん、実績を出し、周りから能力があると評価されている方に限った話ですけど。これだけは絶対に忘れないように。