ブログを運営していると、特定のテーマを売りにしているのに、それとかけ離れたテーマの記事も書きたくなってしまう。そんな経験ありませんか。
今回はそんな悩みを解決できるメディアのプロの言葉を紹介します。もし、読者に刺さりそうな記事を提供することって実は傲慢なんです。
読者に刺さるテーマを把握しているなど傲慢だ
僕の場合、「好きなことを仕事に」というテーマで「生き方」や「働き方」に関する記事を書いていますが、それとはかけ離れた「お笑い」や「食事」に関する記事を書きたくなる事があります。
以前までは、そういったネタを書くことはタブーでメディアのコンセプトに合ったもの、読者が求めていそうなものを提供するのが筋だと思っていました。
しかし、ナターシャ社の代表取締役が書いた『ナタリーってこうなってたんだ』を読んで、その考えが変わりました。そのキッカケとなったのは、ナターシャの運営メディア「ナタリー」の運営方針です。
多くの人にとって必要のない情報も含め、ありとあらゆる情報が洪水のように流れ込んでくるメディアがあればいいと考えていた。見つけた話題にフィルターをかけず、可能な限り全部のニュースを紹介するのが自分の理想だ。
そもそも送り手が受け手の欲しいものを把握するなんてことは不可能だし、もしそれができると思っているなら送り手側の傲慢だと思う。
「君たちこういうの好きでしょ」とか「これをレコメンドするおれのセンスすごいでしょ」とか、そんな上から目線の自意識は20世紀に置いてくればいい。
送り手の側は自分が持てるすべてを提示して、そこから先の判断は読者に委ねてしまえばいい。
読者はその中から自分にとっての宝をつかみ取ってくれるはず。それがウェブという無限の荒野における情報流通の正しい姿だし、たぶんそれが読者を信じるという事なんだと思う。
つまり、情報が溢れるWebという世界で読者にズバッと刺さることを提示する事なんて難しい。だから、複数の情報を提示して、あとは読者に読むべきものを判断してもらった方がいい。こんな事が語られているのです。
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読者の求めるテーマでヒットを打ち続けるなんて無謀
この言葉のおかげで、ブログの運営方針がガラっと変わりました。それ故、最近では「好きなことを仕事に」以外のテーマ(もちろん、興味があって好きなもの)も積極的に記事にするようにしています。
そんなこともあって、よく考えてみると、読者の求めているネタでヒットを打ち続けるなんて、本当に難しいんです。
仮に読者に刺さるものを10割の確率で提供し続けても、おそらくネタが尽きて持続可能な運営はできなくなるでしょう。
好きなことを発信してそれに関心を持ってもらえばいい
それよりも、自分が好きなものをひたすら発信し続けて、読者に少しでもひっかかるモノを提供することが重要なんです。
だからこそ、「テーマに一貫性が無くなる」なんて悩む必要はないです。どんどん自分の興味のある事を発信していきましょう。何が刺さるかは読者に任せてしまえばいいんです。
それくらいの姿勢で運営していくと、ナタリーのように多くの人に愛されるWebメディアを作ることができますので、ぜひお試しを。
ではまた!(提供:らふらく^^)