地方遠征で、素晴らしいコワーキングスペースを見つけたので紹介します。「三日市ラボ」です。
そこは、人口4万人の小さなまちに佇む拠点。集まっているのは、地元住民や二拠点生活を送るなどして新しい働き方を模索する方々。
設立背景などが気になったので、運営している「NPO法人 おっちラボ」の酒井さんに話を聞いてきました。それでは、どうぞ。
働く場所は東京以外にもあるよね
「三日市ラボ」設立の背景には、「都会と地方をつなげたい」「仕事場として地方にも目を向けてほしい」という思いがあります。
今や、場所を気にせず働ける環境が整っています。なので、職場の選択肢は東京だけではなく地方もあっていいはず。そんな構想のもと、コワーキングスペースが作られたんですね。
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1階部分はDIY、2階はプロにより作成
で、実際に場所を作っていったわけですが、その過程で多くの方の助けを借りたそうです。なんでも、もともと電器屋さんだったスペースを改修したらしんですよ。
こんな風に。
1階部分はDIYで、2階部分はプロの方に任せて作られたハコの部分。では、中の設備はどんな感じなんでしょうか。
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東京での二拠点生活者、Webの仕事をしている方などが入居
中身は以下の通り。
「三日市ラボ」では、固定席のシェアオフィス、一時的な利用のコワーキングスペースとして提供しています。
<シェアオフィス>
■席数:10席(固定席)
■料金:1ヶ月 20,000円/席(共益費込)
■利用時間:原則9:00~17:00(時間外利用可)
■他 Wifi:○、電源:○、鍵付デスク:○、ロッカー:○、登記:○、郵便受取:○<コワーキングスペース>
■席数:12席(自由席)
■料金:1時間 300円/人
以後1時間当たり+100円
(1日上限1,000円)
■利用時間:月~金 9:00~17:00
■他 Wifi:○、電源:○、鍵付デスク:×、ロッカー:×、登記:×、郵便受取:×
シェアオフィスとして使える固定席には、6人ほど登録しており、その中には東京都島根の二拠点で活動されている方、島根のフリーランスデザイナー、NPO職員がいるそうです。
固定席の充実度がハンパない
そんな方々が入居する2階の様子は、こんな感じ。
雰囲気が最高です。スタバ以上の誉れ感があります。
しかも、この机が開くんです。
机の高さはスタンディングデスクになるように設計されています。
これがあれば、机に座りすぎて腰を痛めるなんてことはなくなりますね。ぐー、羨ましい環境だ。
しかも、照明もおしゃれ。これは、改修の時に出てきた木材を利用しているんだそうです。
さらに、おしゃれなロッカーも。
これは、雲南市の名物が描かれています。例えば、ヤマタノオロチ、桜、製鉄の様子など。あまり知られていませんが、雲南市はヤマタノオロチの舞台だそうです。
他に、「たたら」による製鉄も有名で、その様子は「もののけ姫」のシーンにもなったそうです。
ガラスに書かれた案内図もおしゃれで、作業しててテンション上がりそうな場所です。
1階もテーブルが3つあり、電源とWi-Fiありなので、コワーキングスペースとして使うのにもぴったり。ちなみに、この記事はラボで書いています。
(夜に三日市ラボを見ると、幻想的)
街中にひょこっとある場所
おしゃれで素敵な三日市ラボ。さぞ周りも京都のようなおしゃれさかと思いきや、そんなことないんですね。
普通に田舎の商店街って感じなんです。僕の地元と似てます。
ちょっと歩けば、こんな素敵な自然もあります。
田んぼもあったりして、山形県上山市出身としてはすごく懐かしくなりましたよ。
周りは自然豊かで、1キロくらい歩けば温泉もあるんですよ。
こりゃ作業するにはぴったりの場所ですよ。作業して疲れたら、自然を見に行く、そのついでに温泉でリフレッシュ、この流れ最高でしょ。
デスクワークが多いノマドにとって、こんなに嬉しい環境はないですよね。こりゃ、移住を考える人が出るのもわかります。
地方に拠点を持つのもありだよね
こんな風に、集中して作業できる環境に加え、休憩時間には自然や温泉でリフレッシュすることもできるコワーキングスペース。
場所を選ばずに働けるフリーランスであれば、ぜひとも活用したいところ。運営側も、都会から人を呼び込みたいと思っているので、興味のある方は足を運んでみてください。
「おっちラボ」のスタッフも良い方ばかりですし、きっと気に入るはずです。
詳細情報はこちら
住所
〒699-1332 島根県 雲南市島根県雲南市木次町木次29
営業時間
月-金:
9:00-17:00
駐車場あり
公共交通機関
JR木次駅徒歩5分(木次線)
ではまた!