フリーランスの仕事と会社員としてやる仕事。この2つを両立すれば、もっと安定した働き方を実現できます。
ということで、2つの良いとこどりをしたWebデザイナーの事例から新しい働き方を考えていきましょう。
また、両方の特性を知っておく必要があるので、フリーランスである僕の経験からメリット・デメリットを書いてみます。
フリーランスと会社員、どっちで働こうか迷っている方は参考にしてみてください。
フリーランスの仕事をデメリットから考える
まずはフリーランスのデメリットを紹介します。
デメリット1「実力があるものだけが生き残れる」
自由なイメージのフリーランスですが、それは誤解です。確かに、時間、働く場所は自由ですが、その自由は実力があってこそ得られるのです。
フリーランスのライバルは、同じスキルを持った全労働者です。クライアントから、そうした人間たちよりも魅力を持ってもらわなければ仕事をもらえないのです。
だから、自由になりたいからといって、実力もないのにフリーランスになってしまうと後悔することになります。
実際、フリーランスになって後悔する人の話も聞きますし。
フリーランスになって会社のありがたみを知る事例も
会社員として働いていれば、自分の実力をよく知る上司に仕事を振ってもらえますし、成果を出していれば、やりたいこともやれます。
フリーランスより自由に仕事をやれる可能性があるのです。
なので、フリーランスになるか検討する際は、自分に実力があるかも考えてください。そうじゃないならば、会社員として転職などでやりたいことをやれる環境を選んだほうがいいです。
デメリット2「不安を抱えて仕事することに」
僕は、ブログで稼いでいるタイプですが、受注型のフリーランスだと仕事への不安も高まります。
受注型ですと、任期があり、そのプロジェクトが終わったら、また別の仕事を探さなければいけません。それで不安を感じ、お金の使い方も考えてしまうフリーランスもいます。
こうした問題は、フリーランス向けの案件紹介サイト「レバテックフリーランス」を使えば解消されますが、独立前はこうした問題も把握しておくべきです。
デメリット3「収入が不安定」
仕事の問題と連動しますが、フリーランスは毎月の収入が不安定です。会社員のように、毎月同じにはなりません。
自分で稼ぐ必要がありますから、頑張った月は収入が増え、そうじゃない月は逆の結果になります。
なので、自分でお金を稼ぐ感覚のない人、給料は誰かにもらうのが当たり前と思っている人はフリーランスにならない方がいいですね。
デメリット4「確定申告がめんどう」
毎年、2~3月にフリーランス、個人事業主(自営業)を困らせるのが確定申告。これは、1年間の所得を計算して、払うべき税金を決めるために行う作業。
毎月、会計していればいいのですが、ほとんどの人は本業で忙しく、そんなことをしてる暇がありません。
なので、その時期になるとひーひー言いながら作業することになるのです。僕も毎年、この作業で1~2日くらいまるっと時間を奪われます。
フリーランスになるなら、こうしたデメリットも知っておくべきです。
デメリット4「年金、保険の管理を自分でやらなければいけない」
税金に加え、年金、保険も自分で管理しなければいけません。
特に、会社を辞めて独立する際は、年金や保険の切り替え作業が面倒です。さらに、支払いも自分で行う必要があり、会社員のように、補助もありません。
なので、会社員にとっての福利厚生にコストがかかる、というデメリットも必ず知っておくべきです。
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フリーランスにはもちろんメリットも
ただし、フリーランスにはデメリットばかりではありません。もちろんメリットもあります。僕はメリットの方が大きいと感じているので、この生活を続けているんです。
それらを紹介していきますね。
メリット1「時間と働く場所が自由。通勤なし」
働く時間と場所を選べるのが一番大きなメリットと考えています。これによって、僕は通勤から解放されました。当然、満員電車に乗ることもありません。
満員電車のストレスは、半端じゃないですからね。これを避けられるメリットは大きいです。
さらに、旅行中も仕事ができるのがいいところです。
パソコンさえ持っていけば、どこでも空いた時間に働いて稼げるのは仕事が好きな人間にとって良い環境なのです。
メリット2「好きなことを仕事にできる」
フリーランスになるということは、自分の得意分野を売りにして仕事をするということ。
得意なことというのは、大抵、好きなことですから、会社員時代に比べて仕事でのストレスは減ります。僕の場合、仕事でのストレスが激減しました。
仕事前日に、憂鬱になることがなくなりましたし、朝起きた時の絶望的な気持ちも無くなりました。
独立して、好きなことを仕事にするとこうしたメリットもあるんです。
メリット3「頑張れば、会社員の何倍も稼げる」
これも大きいですね。僕は、会社員時代の年収の何倍にもなっています。
欲しいものがあった時、我慢することもなくなりました。物欲がなく、普段からお金を使わないというのもあるのですが、ほしい本や漫画は即買いします。
さらに、飲み代、旅行代を払うことにもちゅうちょしなくなりました。この前も、1週間前に知人から「ベトナムに来なよ」と言われて、二つ返事で、チケットとホテルをとりました。
このような収入のメリットも、フリーランスならではです。
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フリーランスと社員のいいとこ取りをしたWebデザイナーの仕事
ここまで、フリーランスのメリット・デメリットを説明してきましたが、何もフリーランスという働き方だけを選ぶ必要はないのです。
フリーと会社員の両方を選ぶのもありです。例えば、フリーランス6割、会社員4割といったように。
実際、そうやって働いている方は存在しています。人気リーダーアプリ《FeedDrop》をデザインした、ウェビメモ管理人・WEBデザイナーの霙(みぞれ)さんです。
参照:霙さんのインタビュー
では、霙さんがいかにして今の働き方を実現させたか紹介していきます。
派遣で働くからフリーランスの仕事に満足できる
まずは、彼女の生活スタイル。
週3で会社に勤務しながら、残りの時間でフリーランスとしての受注案件、アプリ開発をして仕事にしています。比率としては、フリーランス活動が多いとのこと。
霙さんは「派遣」という雇用形態で企業に勤めているのですが、それには理由があるようです。
正社員で働いていると、社員規則や本業に縛られ、外部活動を制限されてしまいます。しかし、派遣であれば正社員ほどの制約がなく、自由に働けるのです。
派遣社員は契約がしっかりしていて定時で帰れる
派遣と言うと「不安定」と思ってしまいます。この件について霙さんは「周りにもオススメしているし、働き方の一つの選択肢として良い」と語っています。
派遣は契約内容がしっかりしていて、仕事を終えたら定時で帰る事ができるんだそうです。フリーランス仕事とのバランスを実現させたい方には最適な労働形態ですね。
これからは、正社員をあえて選ばないというスタイルも出てくるはずです。
フリーランスで案件を獲得しつつ社員としても仕事をしたいなら
これまで見てきたように、フリーランスにはメリット・デメリットもあります。しかし、霙さんのようにフリーランスと会社員を両立させれば、安定した働き方が可能になるのです。
日本で同様の事例は少ないですが、今後の社会問題を考えれば、このスタイルは増えていきます。
なので、こうした働き方を目指すのであれば、まずはフリーランス向けの求人サイトで、フリーとしてできそうな仕事を探してみましょう。
フリーで働けそうか専門家にアドバイスをもらおう
特に、フリー向けの案件紹介サイトレバテックフリーランスには報酬の良い案件が集まっています。
さらに、案件を紹介してくれる人(アドバイザー)に詳しい話を聞くことができます。その中で、あなたのスキルの市場価値を見極めてもらえます。
自分がフリーとして働けるかどうかを評価してもらえる、ということです。実力が足りない場合でも、そのために何をすべきかもわかるようになります。
副業OKの会社を探すのも有効
また、「副業OK」のように、フリーランスの仕事との兼業を認めてくれる会社を探すなら、転職サイトを利用しましょう。
使うとしたら、転職者の多くが利用している「DODA」がオススメです。ネットには載ってない非公開求人があり、アドバイザーに詳細を聴けるのです。
そこで、「副業OK」の会社を軸にして話を聞いていくと、いい情報収集ができます。
ベンチャーなら兼業を目指しやすい
また、「副業OK」の会社はベンチャーに多いです。なので、ベンチャーの求人に特化し、業界事情をよく知るアドバイザーのいる「レバテックキャリア」も使っておきましょう。
これらのサイトに登録しておけば、フリーランスと会社員のいいとこ取りをする働き方を目指す際、参考になります。
登録も簡単にできるので、今すぐ行動して有益な情報を得ましょう。