歴代最高のM-1グランプリに影響を与えた「知の高速道路」 #M1 #M1グランプリ

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こんにちは。タクスズキ(@TwinTKchan)です。

今年のM-1グランプリが間違いなく歴代最高の大会だったので、こうなった理由を考えてみます。

これには、羽生さんが提唱する「知の高速道路」が影響を与えていそうです。

決勝進出者どころか準々決勝進出者全てが面白い大会

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今年のM-1グランプリは非常にハイレベルで決勝に進んだ全9組が面白かったです。

それは以下のツイートで示した通り。

今回は渋谷の無限大ホールでパブリックビューイングをしていたんですが、一緒にいった友達も「すげー、すげー、全組面白い」と絶賛していました。

で、なぜこのような結果になったか考えてみたんですよ。

そしたら、ある理由が思い浮かんだのです。

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中級までは行けるようになったが、、

それがこちらの記事で紹介した「知の高速道路」。

これは将棋界最強の羽生さんが提唱したこと。

「ITの進化によって、将棋のスキルを高める近道となる高速道路が敷かれた。それを利用してある程度のところまで皆が進めるようになった。しかし、ゴールへはたどり着けず、途中で大渋滞がおきている」

インターネットの普及により、将棋を学べるサイトが増えて学習の手段が充実しました。それに伴い、本人次第では、爆発的な成長スピードで上達する事が可能になった事を例えたものです。

しかし、高速道路で到達できるレベルには限界があるのです。アマチュアの中で突き抜ける事はできますが、プロとして食っていくには十分ではない。

つまり、誰もがある程度のレベルまではたどり着くが、そこで停滞してしまうのですね。

図にするとこんな感じです。

知の高速道路がお笑いの世界にも来ている

こうした現象がお笑いの世界にも起きていると感じたのです。

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簡単に情報にアクセスできるようになりお笑いを極めやすくなった

最近では、YouTubeなどでお笑いの動画が簡単に見れるようになり、芸人さんがネタを作る、面白いネタを考えるための素材は揃いやすくなりました。

こうした環境が整ったのは、ここ数年のこと。つまり、一度M-1の区切りとなった2010年にはなかったことなんですよ。

そうしてM-1が休止している間、動画へのアクセスが容易になった時代に開かれた前年のM-1。これもファイナリスト全てが面白い素晴らしい大会になっていました。

参照:ハライチはM-1決勝のビリなのでなく、3472組のベスト9なのだ! #m1gp

面白さがアップデートされ続けている

そして迎えた今年の大会。冒頭で書いたように決勝進出者の面白さは去年を上回っていました。

決勝下位になってしまった相席スタートなども面白かったし、正直誰が優勝してもおかしくありませんでした。

こうした状況は決勝進出者に限らなかったんですよ。

準々決勝進出者も全て面白い

準々決勝進出者もそうなんです。全組、決勝に進出してもおかしくない、ともすれば優勝を狙える感じだったんですよ。

今年は、3回線を3日間みにいったんですが、ほとんどの組が笑いをかっさらっていて、有名なコンビも「準々決勝にいけないのでは?」と思うレベルでした。

そうしたハイレベルな戦いでしたから、会場ではドッカンドッカン受けていたコンビでも敗退していました。

このように、予選の時点で非常にハイレベルな大会だったんですよ。

プロも語るレベルの高まり

こうしたことは、歴代のM-1ファイナリストも語っています。

以下は、2度もM-1のファイナリストになったユウキロックさん(元・ハリガネロック)の文章。

今の出場者はともかく大変ですよ。出場組数でいえば、僕らの頃の準決勝が今の準々決勝にあたるわけで、そこからもう2回勝ち上がらないと決勝にいけないわけです。

いろんな事務所のネタ見せにいくのですが、『君ら、ひょっとしたらひょっとするで』というコンビも3回戦止まりなんですよ。

参照:「第1回M-1グランプリ」準優勝コンビのその後 | 日刊SPA!

このように、全体のレベルが上がったことはプロも実感しているんですね。

お笑い人工知能「アナクロ二スティック」の存在

こうした「知の高速道路」をわかりやすく体現するのが若手の「アナクロ二スティック」というコンビです。(2人とも平成生まれ)

彼らは、「恋愛将棋」というネタで「スッキリ!」に出演を果たすなど注目を集める若手のホープです。

そして、彼らがゴッドタンに出演した時に面白いことを語っていたんですよ。

それが「僕ら、オンエアバトルからお笑いを見ていて、好きなネタは暗唱できるレベルなんですよ」という言葉。

つまり、プロのお笑いネタを空で言えるほど暗記して、お笑いのエッセンスを理解しているということです。

そして、お笑いで必要なことを理解した上でネタを作っているわけですね。

こうしたことを受けて、劇団ひとりさんは「お笑い人工知能」と称していました。

渋滞からどう抜け出そうか?

このように、情報にアクセスしやすくなったことで、いろんな芸人がその分野を極めやすくなりました。

結果、面白い芸人が増え、10年前では面白いと言われていたレベルでも現代では「並」と評価されるようになりました。

つまり、ある程度のレベルでは「その他大勢」として扱われてしまうわけです。

これを抜け出すには、羽生さんが語るように「別のアプローチ」が必要です。

それがなんなのかは、今回決勝に進出した9組を見ればわかるはずです。

このように、知の高速道路が整備されたことによる渋滞は、ITの世界だけでなく、芸人の世界にも来ているんだと思わされた「M-1グランプリ2016」でした。

本当に面白い大会でしたね。

いや〜、芸人のみなさま、今年も素敵なドラマをありがとうございました。

ではまた!(提供:らふらく(@TwinTKchan))

次回予告
「ヤーレンズはなぜ3回戦で落ちたのか?」

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