京都の移住支援者が言うに「東京でつけたスキルは地方の仕事で輝く」

公開日: : 最終更新日:2016/08/02 仕事・キャリア, 就職・転職

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移住者支援サービス「京都移住計画」を運営する田村さんにお話を伺ってきました。

移住者の実態、「仕事はどうなの?」「コミュニティはあるの?」「独身でも移住して大丈夫?」など移住希望者の気になることを聞いてきました。

また、移住支援者にとって参考になる情報(仕事、不動産以外でのマネタイズ、必要な心構えなど)も聞いてきました。

いづれかの立場に該当する方は参考にしてみてください。

移住の理由「京都が好き、京都ならではの産業に就きたい、起業したい」

京都移住計画の田村さん
(京都移住計画の田村さん)

本日は、大きく2つに分けて質問させていただきます。1つは移住者の実態、もう1つは「京都移住計画」の取り組みについてです。

では、まず移住者について。彼らはどういった目的で移住してくるのでしょうか?

目的は、大きく3つに分けられます。1つ目は「京都が好きだから住みたい」というもの。観光で京都の四季を経験しても、その間の期間はどんな風景なのか住んでみないとわかりません。なので、そうした日常の京都を求めて移住してこられます。

2つ目は、カフェ、お寺など京都独自の産業に身を置きたいという動機です。産業は他にも、着物、伝統産業、茶道、雑貨、ゲストハウスなどがあります。こうした方は、こっちで就職して技術を学んでいます。

3つ目は、東京で活動していて、新たに京都で起業するパターンです。小商いを始める方もそれにあたります。起業系はUターン者に多い印象で、「京都移住計画」のメンバーにもそういった方がいます。

身近な例だと、SEGAから地元カンパニーに転職したのち、京都の実家に戻って八百屋をやられた方もいます。東京に出ていた経験は大きく、大型消費都市にいた感覚が備わっていれば、マーケティングもしやすくなります。こうしたことはUターンのメリットです。

他にも、DeNAで働いていた若者がUターンして、古民家の情報を掲載するメディアを運営しています。

京都移住計画の不動産担当者もUターンしていて、DIYP(DIY可能な物件を紹介するサイト)に携わっています。東京では、シェアハウスのプロデュースなどをやっていて、そこで培ったスキルを活かして活動しています。

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独身移住でもイベント「茶論」によってつながりを作れる

ちなみに、そういったIターン、Uターンで来られる方は一人で来られるのでしょうか?結婚してから家族を連れて、というわけでなく。

そうですね。移住者は一人が多いです。家族で移住は少ないです。

一人で移住してきたら、コミュニティの確保など難しいことが多そうですね。Iターンだと特に知り合いがいなくて寂しくなっちゃいそうです。

そこは大丈夫ですよ。そういった問題を解決するために、移住計画では「京都移住茶論」というイベントを開催しています。移住検討中、移住済みの方に向けて情報交換できる場を作っているんです。そこでは、つながり作りができ、友達がいなかった方で知り合いを増やせます。ごく稀にですが、仕事のマッチングもなされています。

世代に関係なく、移住者の横のつながりはできている印象です。

今回取材した京都リサーチパーク町家スタジオ
(今回取材で利用した「京都リサーチパーク町家スタジオ」)

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京都ならではの企業を紹介していきたい

そうなんですね。移住のリアルがわかりました。ありがとうございます。それでは、次に「京都移住計画」の活動についてお聞きします。

サイトを見たところ、マネタイズの方法は「求人の紹介」と「不動産仲介」のように思えました。求人は、成果報酬を受け取るモデルですか?

いえ、掲載によって企業からお金をもらうモデルです。

掲載企業はどのようにして見つけているのでしょうか?

サイトからの問い合わせや人とのつながりで紹介してもらった企業を掲載しています。一切、営業はしていません。ただし、これから営業をしていきたいですね。その際は、「どうですか!」のようにゴリゴリでいかないようにしたいです。

新たに営業をかけていくのはなぜでしょうか?

非IT、web系の企業も紹介していきたいからです。いまはweb系の掲載企業が多く、掲載を依頼してくださる企業もwebで見つけて問い合わせというフローを踏んでいます。言わば、情報感度の高い企業なわけです。

それらが(業種的に)京都っぽい会社かというと、そうではないかなと感じています。それよりは、伝統産業に関わる会社を紹介していきたいんです。京都で仕事をすると考えたときに、そういった会社を選びたい人は多いはずです。まだ注力できていませんが、ゆくゆくは。

転職の場合、東京で腕を磨いてきた人にチャンスが

では実際、京都にはどんな仕事があるのでしょうか?ビズリーチさんにお話を伺った時は、地方でもハイキャリア層向けの仕事が意外とあると聞きました。

京都でもだいたい同じです。東京で腕を磨いてきた人へのニーズがあります。ただし、東京に比べたら、会社の数や業種は少ないです。東京でクリエイティブなことをやっていた人から見れば、物足りないと感じるかもしれません。

また、東京よりも規模が小さいので、「広報担当」のように一部門での募集は少ないですね。

そうした会社を紹介する際は、会社の情報に加えて「京都に住んでどうか?」といった情報も紹介したいですね。例えば、移住してきて良かったこと、悪かったこと、物足りないことなど。暮らしぶりも発信したいです。

移住希望者は明確に地域を決めていないから、周りの県と連携して

ちなみに、最近は求人、不動産以外の活動もされていますよね。周りの県と連携して1泊2日のツアーもやる、といったように。僕自身、まずはその地域に触れることが重要だと思っていて、福井県鯖江市の「ゆるい移住」とかはすごくいいなと思っています。こうした「お試し移住」を促進していくことは考えているんでしょうか?

試住(お試し移住)ができれば面白いと思っています。

移住支援をしてみて気づいたのですが、移住者には明確な地域を決めていない人が多いんですよ。曖昧に「移住したい」と思っているんです。例えば、「海の見える地域に住みたい」のように。ふわっとしているんです。そういった現状があるので、他の県と一緒に「試住」してもらった方がいろんな地域を見れて良いんですね。

京都だけで集客しようとしても、京都に興味がない人には響きませんし、他の県と組むことで他の県に興味があったけど、京都もいいなと思ってもらえることだってあるんです。なので、他の県との提携も考えつつ、試住を進めていきたいです。

「地方創生ブームだから、予算が出るから」で移住支援をしてほしくない

そうなんですね。色々とためになるお話が聞けました。では最後に、移住を考えている方にメッセージがありましたたら、お願いします。

(メッセージですか。うーんと間があって)一生住まなきゃいけないと覚悟して来なくてもいいですよ、ということでしょうか。そうなると、腰が重くなってしまういますので。大きな覚悟が必要になってしまいます。

言い方が難しいですが、もう少し気軽に考えてもいいのではないでしょうか。決めあぐねているなら、もっとふらっと来てもらえると考え方も変わりますし。

移住っていう言葉にしたせいで難しく思えますが、そんなに重く捉える必要はないと思います。もちろん、そういう覚悟が必要な地域もありますが。

また、最近、「移住計画」は京都以外に福岡、島根などいろんな地域に広がっています。これらほとんどが民間ベースで動いています。そこで、気をつけて欲しいのが本当にやりたいと思う人に取り組んでほしいということです。

最近、地方創生ブームでお金が動いていますが、そうなると「行政がやるから」「予算があるから」で始める人もでてくるかもしれません。しかし、そうした人に任せると、ブームが終わるとやめちゃうんですよね。ゴールとしては、移住して満足した生活を送ってもらうことなので、純粋に「移住を応援したい」という方に取り組んでほしいです。

タクはこう思った「東京で腕を磨いた人は地方に目を向けよう」

田村さんのお話から考えたのは「地方にはまだマッチングすべき求人が埋まっている」ということです。

現段階で「地方企業」と「首都圏で腕を磨いた人たち」が適切に出会えていないという課題は各地にあるはず

リクナビNEXTのような大手の転職サイトを見ると、地方の求人がたくさん掲載されてるように見えます。でも、この規模でも網羅でてきていない会社があるのです。

なので、その辺のマッチングはその土地その土地で移住支援をしている方々が行なっていく必要がある、と取材で感じました。

なお、京都などある程度大きな地方都市であれば、リクナビNEXTから求人を探せるので、そういった地方で働こうと思っている方は、以下のリンクから会員登録してチェックしてみてください

リクナビNEXTのサイトはこちら>https://next.rikunabi.com

ではまた!(提供:らふらく^^(@TwinTKchan))

次回予告
「地元・山形の求人メディアってあるんだろうか?」

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